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16,500円水準での底堅さは確認、上値がどこまで戻るかが注目

ZUU online 6/8(水) 8:00配信

おはようございます。梅雨らしい天気となっています。株式市場は梅雨の晴れ間とは行きませんが、堅調な展開となっています。米国利上げや英国のEU離脱などを気にしながらの展開ですが、新聞の論調やテレビでの解説などを見ていると悲観的な見方が多いようです。

米国の利上げに関しても利上げをすればしたで円安に動きそうですし、利上げができるほど世界的な景気鈍化懸念が薄れているということになり、利上げをしなければ世界的な景気鈍化懸念が薄れてリスク回避の円買いがなくなり円安になるということではないかと思います。また、英国のEU離脱もないと思われ、さらに日銀の追加緩和が期待されるということであれば、悲観的に見る必要もない気がします。ただ、悲観的な見方が強いだけに仕掛け的な売りなどには乗りやすいということなのでしょう。

米国株がまちまちの展開となり、為替も若干円高ということで方向感に乏しい展開となりそうです。ただ、為替動向次第では大きく上下に振らされそうですし、先物・オプションSQ(特別清算指数)算出に絡む思惑などで、先物のまとまった売り買いに敏感に反応して方向感が出てくるかもしれません。朝方発表されるGDP(国内総生産)改定値も上方修正が期待されていますが、大きく影響されるというよりは為替や先物の仕掛け的な売り買いの材料にされそうです。来週の日銀の金融政策決定会合での追加緩和期待が高まるかどうかということでも大きく動きそうです。

16,500円水準での底堅さは確認された格好で、今度は上値がどこまで戻るかが注目されそうです。「SQまで強い」のか、「SQまで弱い」のかというような雰囲気も出てきそうで、本日も堅調となれば17,000円水準を試す動きになるのでしょう。

■本日の投資戦略

昨日の日本市場は円安一服感もあったのですが、堅調な展開となりました。夜間取引の日経平均先物は欧州市場が買われる場面でしっかりとした動きになったところを見ると、やはり英国のEU離脱を懸念して買い切れないということなのかもしれません。

米国の利上げがあるかないか、日銀の追加緩和があるかないか、英国のEU離脱があるかないかという決定的な材料も控えており、動き難いということでしょう。とりあえずは目先のSQがどうなるかということになりそうですが、売り買いともに大きな持ち高を持ちにくいということであれば、「SQまでに持ち高調整」ということになりそうです。いったん大きく下押す場面があっただけに買い戻しや買い直しが優勢という状況が続きそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

最終更新:6/8(水) 8:00

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