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毎日「7粒のクルミ」が引き出す健康パワー

ZUU online 6月8日(水)8時20分配信

「クルミ」が貴族の美容食だったことをご存じですか? 1日7粒で美容と健康によい効果をもたらしてくれるクルミ。最近ではモデルさんたちのおやつとしても愛用されています。今回は、意外と知られていない「クルミ」のもつ効果・効能についてご紹介します。

■クルミが体のサビつきをガード!

「活性酸素(フリーラジカル)」という言葉を耳にしたことはないでしょうか? 本来は、体に侵入したウィルスを撃退するために白血球が作り出す、私たちの体に不可欠な物質です。ところが、大量に発生すると健康な細胞をも攻撃し、体をサビつかせてしまうのです。この体のサビは老化を進め、ガンや生活習慣病などの原因にもなるといわれています。

ここで注目されるのが、クルミにたっぷり含まれているビタミンEです。ビタミンEのもつ「抗酸化作用」は、サビの素となる活性酸素(フリーラジカル)を取り除いてくれるのです。アンチエイジングへの効果はもちろんのこと、血行を改善してくれるために肌色も良くなり、肌荒れ、シミ、シワなども予防してくれますよ。

■オメガ3で生活習慣病を防ぐ

クルミには体内で作れない必須脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)のうち、「オメガ3」が豊富に含まれており、中性脂肪を下げ、善玉コレステロールを増やす効果があります。また、オメガ3脂肪酸の一つである「αリノレン酸」は、動脈硬化や肥満などの生活習慣病を予防してくれます。

文部科学省の食品成分データベースによると、オメガ3脂肪酸をもっとも多く含んでいるのは、ヘルシーオイルとして話題となっているエゴマやアマニ。それにクジラ肉が続きます。けれどもこれらを毎日の食生活に取り入れるのはなかなか難しいところ。そのなかで、クルミはクジラに次ぐ含有量の食材で、もっとも食べやすいオメガ3食品ともいえるのです。

ちなみに、アーモンドやマカダミアなど、ほかのナッツ類はオメガ3脂肪酸をあまり含んでいません。クルミの代わりに……とはいかないのでご注意ください。

■クルミでお通じもスムーズに

クルミはナッツ類の中でも特に食物繊維が豊富で、便秘の改善に効果が期待できます。クルミの不飽和脂肪酸は便を柔らかくしてくれるので、お通じもスムーズになるのです。

ただし、便秘には種類があり、クルミが効果を発揮するのは腸の力が弱まったことで起きる「弛緩性便秘」です。直腸の異常で起きる「直腸性便秘」などでは逆効果の場合もありますので、便秘があまりひどいときには、まず病院での診療をオススメします。

■クルミでストレスを解消できる?

クルミには「トリプトファン」という成分が多く含まれています。トリプトファンは幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」の材料となる栄養素で、セトロニンが増えることでイライラが緩和し、ストレス解消にもつながります。このセトロニンは、睡眠ホルモンといわれる「メラトニン」を作り出し、寝つきをよくして睡眠の質を上げるなどのはたらきをします。つまり、トリプトファンをたくさん取ることは、ストレス解消や睡眠障害の改善にも役立つというわけです。

■美髪に美肌、キレイもおまかせ!

クルミに含まれるマグネシウム、亜鉛などのミネラルは、抜け毛や美髪促進に効果があります。良質なビタミン群とタンパク質は血行や代謝向上を促進し、健康でキレイな肌と髪の毛を作ってくれます。

また、赤ワインやカカオに含まれる美容成分として知られる「ポリフェノール」。実はクルミの薄皮にも豊富に含まれていることをご存じですか? クルミ4~5個のポリフェノール量は赤ワイン1杯分を超えるといわれています。ぜひ薄皮ごと食べて、髪から肌までキレイを手に入れましょう。

■古より滋養強壮薬だったクルミのパワー

これまで、クルミの健康効果、美容効果について紹介してきましたが、古来、世界で重用されてきたクルミのもっとも基本的な効能は「滋養強壮」「疲労回復」です。

クルミがもつ栄養素のうち70%近くを占めるのが脂質で、そのほか良質なたんぱく質、ビタミン類、ミネラルなどの栄養源が小さな1粒にギュッと詰まっています。消化吸収もよく、7粒(42g)で約280カロリーという効率的なエネルギー源としても優秀。滋養強壮の効果もあり、病後の体力回復を目的に、薬とされていた時代もありました。

いかがでしたか? 健康面だけでなく美容にもよい成分が豊富に含まれるクルミは、毎日積極的に取り入れたい食品です。ただし、クルミを選ぶときは、

・食塩無添加 ・油脂不使用

この2点を確認して選ぶようにしてください。市販のクルミには、食べやすいように塩で味付けされていたり、油でコーティングされているものも多く出回っています。せっかくヘルシーな食材なのですから、塩分やカロリーの過剰摂取は避けたいところ。また、そのまま食べることが多いものですから、オーガニックのものを選べばより安心ですね。

【1日7粒(2片で1粒)】を目安に、料理に取り入れたり、小腹が空いたときのプチおやつとして、毎日の健康サポートに役立ててくださいね。

ささ まりこ
東京生まれ東京育ちのWebライター。短大では芸術学科を専攻し油絵を学ぶ。2011年からライフスタイル、ビューティー、仕事、恋愛、健康、語学など女性に役立つ情報を発信中。(提供:DAILY ANDS)

最終更新:6月8日(水)8時20分

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