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日本人初優勝の室屋選手に聞く レッドブル・エアレース

福島民報 6月8日(水)10時10分配信

 千葉市で5日に行われた「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ第3戦」で日本人初優勝を果たした福島市在住のパイロット室屋義秀選手(43)は7日、福島民報社のインタビューに喜びや県民へのメッセージを寄せた。

 -夢を25年越しで成し遂げた。
 「うれしいとしか言い表せない。幾度も壁にぶつかり、そのたびに周囲に支えられてきた。決勝は2位とわずか0.1秒差だった。ホームの声援に後押しされた。ファンや支援者と喜びを共有できて幸せだ」

 -今大会から機体の空気抵抗を減らす新型の車輪カバーを導入した。
 「福島市のふくしまスカイパークに軽飛行機の研究開発施設を整備している自動車部品会社サード(愛知県豊田市)と共同開発し、大会前に福島市内の木型製作所で急きょ作ってもらった。タイムを0.2~0.3秒縮められた。この部品がなければ決勝に進出できなかっただろう」

 -改めて県民へのメッセージを。
 「17年前に福島で練習を始めて以来、温かい支援を受けてきた。軽飛行機の仕事がなく困っていた頃、果物や野菜を山ほど頂いた時はうれしかった。充実した練習環境や熱い声援にも心から感謝している」

 -今後の抱負を。
 「自分は特別な環境で生まれ育ったわけではない。大学在学中に見た一流パイロットのフライトに感激し、操縦技術世界一を目指した。誰かに夢を与えることはできないが、誰かが夢を抱くための“着火剤”にはなれるはず。ふくしまスカイパークを起点に県内外にスカイスポーツの魅力を発信し続けたい」

■大会後初めて8日に帰福

 室屋選手は8日、大会後初めて福島市に戻る。9日以降、県庁や市役所、関係団体を訪れ大会結果を報告する。

福島民報社

最終更新:6月8日(水)10時19分

福島民報