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【ライヴレポート】DaizyStripper、10年目突入の野音公演で「涙の数より笑顔の数」

BARKS 6月8日(水)22時16分配信

DaizyStripperが6月5日、日比谷野外大音楽堂ワンマン<「KISS THE FUTURE~47 Runners High FINAL~」in 日比谷野外大音楽堂>を開催した。2015年2月からスタートした全国47都道府県制覇ツアーの最後を締めくくるのは、バンドにとってワンマン初の野外公演とあって、観る側のワクワクも倍増していた。

◆DaizyStripper 画像

朝まで雨が降っていた東京も、このライヴのためと言わんばかりに開演前には晴れ模様に。ステージ後方のスクリーンがこの約4ヶ月間の全国各地の公演を映し出すと、こみ上げてくる何とも言えない感情に早くも襲われた。「トレゾア」のイントロに促されるようにメンバーが集結、ライヴの扉を一気に開け放った。

最初の1~2曲はメンバー自身、観客が入って大きなレスポンスがある状態の野外という、リハーサルとは違う状況に少し難しさを感じているようにも思えた。実際に直後のMCで「外に声が流れていく」ことへの不安があったと夕霧が吐露する場面も。しかし、「最高にかっこいい、胸に残るライヴをしような! ただのファイナルじゃないんだよ!!」と叫んだ夕霧。手探りであっても怯むことなく突き進んできた彼らだからこそ、現状を打破して自分たちの世界を瞬時に作り上げてしまう。5人の笑顔は未知の領域を楽しんでいるようにさえ見えた。

「SUMMER VACATION」で登場したチアガールが舞台上で踊り出すと、一気に夏のビーチ感が広がって掛け声と共にウキウキモードへ突入、中盤まで一気に駆け抜ける。折り返し地点となる「Wind of Venus」では、それまでの雰囲気を一転。映像で歌詞を流しながら、聴覚と視覚でじっくりと9年分の「愛しています」を伝える時間となった。そして、ツアー全公演のMCで話したという『ARREST』曲紹介に続く振り付け講座を受け、ファンにお馴染みとなったサビの“心臓マッサージ”が、客席に圧巻の光景を描いた。

ここからはラストに向けて激しく加速していく。「BLACK DROPPer」でのなおのやんちゃさは増々炸裂。野音だろうと構わず客席にダイブするその純粋さが微笑ましい。まゆはツアー中に体得したギター回しを披露。腰を低く落とし、静かに熱くプレイしていたReiはステージを動き回ってシャウトしたり笑顔を見せながら、観客だけでなくメンバーにも寄り添って心を通わせている。夕霧は「俺が水をやるから綺麗に咲きな!!」と、ウォーターガンを客席に勢いよく噴射してドヤ顔を。ドラムセットから離れた風弥が夕霧のウォーターガンを受け取ると、それまで後方で見守ってきたぶん、フロントで興奮を爆発させる。ありったけの想いを本編ラストの「decade」で放出。「この曲が好き過ぎるから」と10年目突入を機に録り直したいと告げてファンの声がこの場で収録されるなど、歴史ある代表曲の生まれ変わりに参加できる喜びは素敵なサプライズとなったはずだ。

アンコールを受けて再びステージに登場したメンバーは、まずバンドの9歳の誕生日をここで迎えられた素直な感慨をそれぞれに語った。

「9年間いろいろな人に支えられてきた。47都道府県にありがとうと言えるツアーだった。そして9年経った今、まだまだやりたいことがあるなと思えた」──まゆ
「9年続けるのは大変なこと。本気でケンカできるこのメンバーだからできたこと。こいつらじゃなかったらココにいない。この居場所をずっと守り続けていきたい」──Rei
「今日を迎えられたことが本当に嬉しい。俺が9年続いたことってDaizyStripperしかないから、メンバーにもみんなにも感謝しかない」──なお
「ゴールって、俺らの言葉で言うと“未来”だなってツアーを通して思った。お前らがいてくれたら、10年後も20年後も笑っていられる」──風弥
「ファンもメンバーも関係が本当に温かいのがDaizyStripperのいい所。あのバンドのライヴに行くと元気になるっていう存在でありたいと思ったツアーだった」──夕霧

メンバーの言葉を噛みしめながら聴く「SMILE WORLD」は、ミラーボールの放つ輝きが暗くなってきた会場を満天の星のように彩り、とても幻想的。その後はメンバーの笑顔の花が咲き誇るステージとなった。Wアンコールの「BIRTHDAY SONG」は、スクリーンにこれまでの9年間の活動の軌跡やミュージックビデオ、メンバーの幼い頃の写真が曲と一緒に次々と流れ、楽曲タイトルに相応しい演出に歓喜の声が上がる。同曲のカラオケを合図にメンバーが舞台中央に集まると、音楽に合わせてファンが大合唱するという光景が美しい。

肩を寄せ合って聴き入ったメンバーは、もう1曲プレゼントを。演奏されたのは、やっぱり聴きたかったDaizyStripperのスタートの曲「ダンデライオン」だ。結成間もない彼らがスタジアムイベントで同曲を披露する姿を見たことがあるが、今日と同じように空の下でのびのびと演奏し歌う5人の目は、あの頃と変わらずキラキラしている。「9歳……早いな。昨日のことのようです」と語ったメンバーに思わず頷いてしまった。進化をし続けながらも、核の部分に全くブレがない希望にあふれたDaizyStripperだからこそ、「9周年と言わず100周年目指してるから、死なずについてこいよ!! 俺たちはお前らが生きがいなんだ!!」という言葉に、ファンの誰もが真剣に返事をしたことだろう。

「結成1年目に“10年やれるバンドにしよう”と言っていた。人間は、100個褒められても1個けなされたら潰れちゃう。DaizyStripperも心無いことを言われたこともあるけど、こうして今でもDaizyStripperを貫いている。だから今は涙の数より笑顔の数が勝ち越した気がしている。俺たちよりカッコいいバンドはいくつもあるけど、俺たちでしか埋められないものがある」

この先、何度も迎えるであろう誕生日のたびにその強い意志を思い出し、ファンと共に喜びと愛を相互に感じ続けていく。日比谷野外大音楽堂ワンマン<「KISS THE FUTURE~47 Runners High FINAL~」in 日比谷野外大音楽堂>は光り輝く彼らの今後を映し出すようなステージとなった。

■『10th Anniversary Project 「decade」』追加発表
【第6弾】
<DaizyStripper主催2マンLIVE「2007」>開催決定
10月03日(月)TSUTAYA O-EAST DaizyStripper×ダウト
11月09日(水)TSUTAYA O-WEST  DaizyStripper×HERO
11月15日(火)新宿BLAZE  DaizyStripper×Mix Speaker's,Inc.
11月16日(水)新宿BLAZE  DaizyStripper×vistlip 
...and more
【第7弾】
<男限定ライブ、女限定ライブ>開催決定
08月20日(土)目黒鹿鳴館「男魂祭り」
08月21日(日)目黒鹿鳴館「女魂祭り」
【第8弾】
New Single & 5人でのFull Album Release決定
【第9弾】
<2017年47都道府県TOUR>開催決定
TOUR FINAL 2017年6月5日(月)
Coming soon...
【第10弾】
2017年ついに……!

最終更新:6月8日(水)22時16分

BARKS

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。