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ジウマ大統領罷免=リオ五輪前の決着ならず=審議短縮案は退けられる=最終投票は8月15日前後か

ニッケイ新聞 6月8日(水)20時21分配信

ブラジル上院のジウマ大統領罷免審議特別委員会のライムンド・リラ委員長(民主運動党・PMDB)は6日、同委員会での審議を短縮する方針を覆し、当初の予定通り、罷免派の弁論とジウマ氏弁護側の弁論に15日ずつ取る事を決めた。これにより、罷免審理の最終投票は8月にずれ込むと7日付現地紙が報じた。

 リラ委員長には、ジウマ大統領支持派より賛辞が送られたが、ラヴァ・ジャット作戦を妨害したとして短期間で閣僚を2人も失ったテメル大統領代行の「傷口が広がらない内にジウマ大統領罷免の決着を付ける」という思惑はくじかれた。

 6日の委員会では今後の日程を承認した。それによると、ジウマ大統領の証言は6月20日に予定されている。しかし弁護団はジウマ大統領本人が現れるかは決めていない。
 弾劾裁判を行うべきか否かについての報告書は7月27日に特別委員会で投票にかけられる予定だ。報告書が承認された場合は上院本会議で朗読後、8月1、2日の上院本会議にかけられ、審議の末、採決される。
 この報告書が本会議でも出席者の過半数の賛成を得て承認された時は、レヴァンドフスキー最高裁長官が取り仕切る罷免審理が始まり、48時間以内に罷免派の弁論、それに次ぐ48時間以内には大統領弁護側の弁論がなされ、それから10日以内に罷免審理の最終投票が行われる。ここで81人の全上議の3分の2にあたる54票の賛成が集れば、ジウマ大統領の罷免成立となる。

最終更新:6月8日(水)20時21分

ニッケイ新聞