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【動画解説】今年の夏は特に注意 カビが原因の咳や発熱

ウェザーマップ 6月8日(水)6時9分配信

 今月4日(土)から5日(日)にかけて、関東から九州の各地で梅雨入りが発表されました。この先、本格的な雨のシーズンとなり、さらに梅雨が明けた後には夏本番の厳しい暑さが待ち構えているわけですが、こんな時期に気をつけたい病気があります。

 それは「夏型過敏性肺炎」という病気で、毎年6月から9月ごろにかけて多く発生します。夏に繰り返す咳や発熱といった症状がみられるため、夏風邪と間違えられることも多いのですが、旅行などで自宅から離れていると症状が収まるという特徴があります。また、家にいる時間が長い、主婦がかかりやすいとも言われています。

 というのも、この病気の原因は住宅などにいるトリコスポロンというカビなんです。長期間に渡ってこのカビの胞子を吸い続けることで、肺の中でアレルギー反応が起きると考えられています。

 気象庁が発表している今後3か月の天気の見通しによれば、7月ごろを中心に全国的に平年より雨の量が多くなり、西日本から沖縄にかけてを中心に暑さが厳しさを増しそうです。夏型過敏性肺炎の原因となるトリコスポロンは、湿度が80%以上、気温が25℃以上で最も増殖するため、この夏は例年以上に注意が必要になるかもしれません。

 この病気を予防するには、カビを増やさないようにすることが大切です。換気をして部屋の湿度を下げる、水回りの掃除をするといった対策のほか、エアコンのフィルターの掃除も忘れてはいけません。暑くなって冷房を使い始める前には特にしっかりとフィルターの掃除を行い、その後もこまめな掃除を心掛けるとよさそうです。また、すでに夏型過敏性肺炎が疑われるような症状が出ている場合には、お近くの呼吸器内科で診てもらうとよいでしょう。

(気象予報士・徳田充宏)

最終更新:6月8日(水)6時21分

ウェザーマップ

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