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「円安」関連倒産、5月は3カ月ぶりに前年同月を上回る

東京商工リサーチ 6月8日(水)13時30分配信

 5月のドル円相場は、月初に1ドル=105円台をつけるなど円高・ドル安に振れていたが、30日の東京外国為替市場では、約1か月ぶりの円安水準となる1ドル=111円台で取引された。
 こうしたなか、5月の「円安」関連倒産は11件(前年同月7件)になり、3カ月ぶりに前年同月を上回った。最近の為替相場は円安と円高の間を目まぐるしく変動している。過去の2013-14年の円安局面では、2年間にドル円相場が約30円変動して累計422件の「円安」関連倒産が発生したが、振れが大きな為替変動は中小企業の経営を直撃するため今後の推移が懸念される。
2016年5月の倒産事例
 活魚販売の幸進水産合同会社(TSR企業コード:822032511、法人番号:2500003001042、愛媛県)は、伊予柑のブレンド飼料で育てた養殖の真鯛、ブリなどの活魚を取り扱っていた。しかし、魚価の低迷で収益性が上がらなかったところに、円安に伴う飼料価格上昇の影響から資金難になり破産に踏み切った。
 
1-5月の産業別、卸売業が前年同期を上回る
 2016年1-5月の「円安」関連倒産は54件(前年同期比20.5%減、前年同期68件)だったが、産業別では卸売業が前年同期比17.2%増(29→34件)と前年同期を上回った。今後も輸入品や海外からの原材料などを扱う企業の動向が注目される。

東京商工リサーチ

最終更新:6月8日(水)13時30分

東京商工リサーチ

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