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防御率、勝利数で投手2冠のロッテ石川 自身4連勝を呼んだものとは?

Full-Count 6月8日(水)13時0分配信

阪神戦も7回途中1失点、ピンチで自然とギアが上がるエース

 ロッテの石川歩投手が快投を続けている。今季9試合目の登板となった8日の阪神戦でも、6回2/3で10安打を浴びながら1失点。リーグトップタイの6勝目を挙げた。

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 ピンチになれば、自然とギアが一段、二段とあがっていき、相手打者を抑え込む。エースたる所以だろう。阪神戦では、「感覚がよくない。真っすぐのコントロールもよくない。狙ったところにいかない」と話したように、ストレートがシュート回転して甘く入り、7回に福留に146キロのストレートを左前に運ばれ1点差にされた。決してベストとは言えない調子の中だったが、最小失点で切り抜けた。

 7回は益田の救援を仰いだものの、9回は西野が締めて2-1で勝利。石川は6回まで阪神打線に決め手を与えず。チームは負ければ今季初の4連敗となるところだったが、阻止した。

 石川は自身4連勝で、防御率は1.16に。防御率もリーグトップとなり、6人が6勝で並ぶ勝利数とともに現在、堂々の投手2冠。なぜ勝ち続けられるのか。

「勝ってはいるが自分では不安」と漏らしている石川だが、決め球のシンカーは慣れぬセ・リーグの打者には、極めて有効だった。初回、先頭の鳥谷に146キロの速球を右前打される不安な立ち上がりも、北條をカーブ、福留、ゴメスをシンカーで3者連続三振に仕留めた。

伊東監督は「久し振りに球場へ行くのが嫌だった」、横浜での悪夢を振り払う勝利

 そして、ランナーを背負ってからも、ここ一番でのメンタルの強さがある。3回無死から横田、鳥谷に連打で一、二塁。「ピンチを作ったのは自分なので頑張りました」とお立ち台で語っているが、北條のスリーバントを自らの好フィールディングで三塁封殺にすると、2死からゴメスを再びシンカーで空振り三振に打ち散った。

 6回には女房役の田村のリードにも助けられた。福留、ゴメスの連打で無死一、二塁に。ここでは狩野をまずシンカーで三振に取ると、5月の月間MVPに輝いた原口をカーブで三塁ゴロ。なお2死一、三塁で高山に意表を突くカーブで空振り三振に仕留めた。

 146キロ、147キロと高めのつり球気味のストレートと、シンカーでカウント1-2と追い込んだ5球目。高山は「シンカーか真っすぐしか頭になかった」とワンバウンドのカーブに腰砕けの三振だった。

 ロッテは不振の清田を何とか再生せさようと、2番に入れたが、4回満塁機に見逃し三振。乗り切れないチームを象徴しているが、エースが最少失点で抑えてくれたからこその勝利。試合前の伊東監督は「久し振りに球場へ行くのが嫌だった」と3連敗を喫した横浜での悪夢を振り返っていたが、チームのピンチをエースが救った。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:6月8日(水)13時19分

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