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【MLB】対戦相手が明かす「打者イチロー」攻略の難しさ「運命を受け入れろ」

Full-Count 6/8(水) 17:24配信

ツインズ・モリター監督「あの年齢で渡米して3000本はスペシャル」

 7日(日本時間8日)に敵地でのツインズ戦で2安打を放ち、メジャー通算2968安打としたマーリンズのイチロー外野手。3000本安打まで残り「32」と近づいたベテラン野手について、ツインズの地元紙「スタートリビューン」電子版が「42歳で3000安打に近づくイチロー」と題した記事で、打者イチローの素晴らしさを伝えている。

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 ツインズを率いるのは、史上9位となる3319安打を誇るポール・モリター監督だ。モリター監督がマリナーズで打撃コーチを務めた2004年には、イチローはジョージ・シスラーの記録(257安打)を抜いて年間262安打というメジャー新記録を打ち立てた。当時のことを聞かれたモリター監督は「私がどれだけ素晴らしい打撃コーチだったが分かるだろ」とジョークを飛ばしたという。

 さらにモリター監督は、2004年にイチローが3度も月間50安打を達成したことを指摘し、「月間50本打つことは稀。日本で長くプレーした後、あの年齢(27歳)で渡米して、それでもなお3000本に達しようというのだから、とてもスペシャルなことだ」と称賛したそうだ。

対戦投手「運命を受け入れろ」、同姓スズキ「バットに当てるのが上手すぎる」

 打者イチローについて、9日(同10日)に先発するベテラン投手エルビン・サンタナは、対戦を重ねる間に「運命を受け入れろ」という結論に達したそうだ。

 サンタナにとってイチローは現役で一番対戦回数の多い打者。イチローはこれまでサンタナから30安打を放っている。「外角低めに投げてもレフト方向に打球を運ぶ。エンゼルス時代に左翼と右翼をそれぞれファウル線近くに守らせて、中堅をライト寄りにする守備シフトを敷いたことがあるんだ。そしたら、見事に左中間に打たれたよ」と、対策を立てても、その裏をかかれた体験を振り返ったという。

 同じ「鈴木」姓を持つハワイ出身捕手カート・スズキは、数え切れないほどイチローと対戦した捕手の苦悩を明かしている。「いろいろな配球を試して、願わくばフライを打ち上げてくれることだな。ボール球だと思っても、なぜかバットに当てるのが上手すぎて、大きなバウンドの内野安打にしてしまうんだ」とアウトの取りづらさを語ったそうだ。

 3000本という大台に一歩一歩近づく42歳ベテランは、対戦相手を悩ませ、そして大きな尊敬を集め続けている。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:6/8(水) 19:19

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