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気になる新型NSX風マシン。ホンダの"レーシングEV"がパイクスに参戦か?

オートスポーツweb 6月8日(水)21時11分配信

 海外のモータスポーツサイトがここ数日、パイクスピーク・ヒルクライムにホンダが驚きの車両で参戦する内容を伝えている。スペインのモータスポーツ専門サイト『DIARIOMOTOR』が掲載した写真によると、車両はNSXに酷似しており、「4-MOTOR EV Concept」の文字がサイドに見える。さらに、ドアミラーの下には拡大すると「TETSUYA YAMANO」の文字も見て取れる。
 
 アメリカ中西部、コロラド州で開催される「Race to the cloud」の異名を持つ伝統のイベント、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(PPIHC)。今季は6月26日に決勝が行われる予定だが、昨年もCR-Zに酷似したEV開発車両を持ち込んだホンダが、今季もオリジナルマシンで参戦することが明らかになったようだ。

 第94回大会を迎えるPPIHCは、ここ数年の傾向として有力マニュファクチャラーのEV開発の舞台としても機能している。頂上に近づけば近づくほど空気が薄くなり、内燃機関のエンジンでは出力が低下するが、EVはパフォーマンスダウンの要因がないことや、短時間で大パワーを必要とする条件が電池の効率を研究するのに役立ち、モーターによる駆動力配分&車両安定制御の開発にも役立つことなどが、その背景にある。三菱自動車のi-MiEV EvolutionやTMGが自社開発したEV P002、横浜ゴムのオリジナルマシンの参戦など、これまでもさまざまな日本メーカーが挑んできた。

 近年はLMP2用ターボを搭載した初代NSXや、北米オデッセイに500PS越えの3.5リッターV6ターボを搭載し、シモン・パジェノーを起用するなど毎年のように話題を提供してきたホンダだが、昨年は大会ペースカーに新型NSXを提供し、エキシビジョンクラスにCR-Zの外観を用いた車両を『Electric SH-AWD with Precision All-Wheel Steer』という名称で送り込んでいた。

 今季の参戦クラスは未確認ながら、SH-AWDの進化版とも言うべき4輪の自動制御システムを搭載したEVマシンを引き続き開発しているであろうことは想像に難くない。

 とあれば、マシン外観はSH-AWDと電動化技術を用いた象徴的スポーツモデルのイメージ……つまり、新型NSXの姿を投影するという流れは比較的、理解しやすい。

 一方、気になるドライバーは、海外サイトで掲載されたドライバー名からも、また、昨年の実績からも山野哲也の起用が確実だろう。かつてジムカーナ界で「NSX使い」としても名を馳せた山野が、新次元のマシンでどんなアタックを見せてくれるか。今後のホンダの発表、そしてPPIHCの詳報を楽しみにしたい。

[オートスポーツweb ]

最終更新:6月8日(水)22時50分

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