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再発防止へ安全柵 ため池事故受け砺波市土地改良区

北日本新聞 6月8日(水)0時49分配信

 4日に砺波市井栗谷の農業用ため池に落ちた児童を助けようと近くの前田輝雄さん(77)、紋子(あやこ)さん(73)夫婦が溺れて死亡した事故を受け、砺波市土地改良区(山田真生理事長)は7日、緊急の再発防止策として安全柵で池を囲んだ。

 市土地改良区と県、市の職員、住民ら30人が作業を行った。池の周囲75メートルに長さ1・5メートルの金属製の杭を50本打ち込み、ロープを張った。池に落ちた場合に備えて、つかまって自力で上がるためのロープ4本も浮かべた。柵のロープはくぐって中に入ることができるため、将来的には金属製フェンスに替えることなどを検討する。

 作業前に黙とうし、前田さん夫婦の冥福を祈った。志村和信県農村整備課長が「痛ましい事故を受け、ため池や水路での水難事故をなくすため、再発防止に取り組む」とあいさつした。坂本武夫市土地改良区栴檀山(せんだんやま)地区委員長は「事故が二度と起きないように、住民に注意を呼び掛けたい」と話し、ほかのため池でも安全措置を検討していくとした。

 近隣住民によると、事故のあったため池は整備された30年前には安全柵があったが、老朽化で破損した後、設けられていなかった。

北日本新聞社

最終更新:6月8日(水)0時49分

北日本新聞