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自家用ジェットで金110キロ密輸 那覇空港6人逮捕 

沖縄タイムス 6月9日(木)6時46分配信

 プライベートジェット機で約110キロ(約4億8千万円相当)の金をマカオから那覇空港に密輸入しようとしたとして、県警や警視庁などは8日、関税法違反(無許可輸入未遂)などの疑いで、指定暴力団稲川会系組幹部の男(44)、同組幹部の男(44)の両容疑者、ジェット機の機長ら男6人を逮捕した。
 国内では金を正規輸入すると税関で消費税がかかるが、密輸後に売却し、消費税分の8%の利ざやを稼ぐケースが横行している。松田容疑者らは密輸した金を売却し、消費税分の約3800万円を暴力団の資金源にしようとしたとみて調べている。
 逮捕容疑は2015年12月14日、給油で立ち寄った那覇空港で沖縄地区税関に申告せず金を密輸し、消費税の支払いを免れようとした疑い。税関職員が機内を検査し、貨物室の四つのスーツケースから金を確認した。14年4月に消費税が増税されて以降、利ざやを稼ごうと国内では金の密輸が増加している。
 金の取引価格は世界で一律だが、国によって消費税が課せられる。捜査関係者によると、無課税のアジアの国から個人や組織で金を密輸するケースが急増。香港や韓国から密輸する事例が多い。発覚しても消費税分と罰則を払えば金は返還されることが多く、犯罪組織が低リスクの資金源として悪用しているとの指摘が出ている。

最終更新:6月9日(木)9時58分

沖縄タイムス