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当面は16,000円台後半を中心とした動きが続きそう

ZUU online 6/9(木) 8:00配信

おはようございます。しょぼしょぼと雨が降っていますが株式市場も何となくしょぼしょぼして盛り上がりません。諸々懸念材料が多いということですが、それだけ懸念があっても売られないということは強いということでしょう。銀行の「プライマリー・ディーラー資格」返上も話題になっていますが、それほど大騒ぎすることでもないと思います。

元々国債の保有の多い銀行であり、系列の2証券では引き続き資格を保有しているわけですから、グループ全体でどうのということでもないでしょう。新聞では「マイナス金利の国債の損失」という表現をしていましたが、マイナス金利だからと言って必ずしも損失ということでもなく、すでに保有している国債に関しては評価益が出ているわけですから、銀行の経営判断として国にお金を貸さないというだけのことだと思います。「マイナス金利」が諸悪の根源というような雰囲気になっていますが、要はしっかりと「お金が回る」ということが重要なのですから、「マイナス金利」もお金を回す方策であり、「マイナス金利」に反対するということは「お金を回したくない」ということだと思います。

米国株が堅調、為替も若干円高ながらも落ち着いており、本日の日本市場も堅調な展開が期待されます。明日の先物・オプションSQ(特別清算指数)算出を控えての思惑で右往左往しそうですが、大きく円高に振れるということでもなければ主力銘柄を中心に売られたものが買い直されることで堅調な展開が続きそうです。

閑散とした相場で17,000円を意識して上値も重くなっています。今日明日はSQへの思惑や持ち高調整に振らされることになりそうで、「蓋を開けてみなければわからない」というところでもありそうです。ただ、当面は16,000円台後半を中心とした動きが続きそうです。

■本日の投資戦略

昨日の日本市場も円高となった割には堅調となりました。為替を意識しながらも先物・オプションSQ(特別清算指数)算出に絡んでの持ち高調整が中心となっているものと思われます。東証マザーズ指数が堅調となっているように目先の値動きの軽い新興市場銘柄などに人気が集まっており、腰の据わった買いというよりは目先の売り買いが中心となって、相場全体としての方向感に乏しい展開となっています。

明日のSQや来週のFOMC(公開市場委員会)、日銀金融政策決定会合などを控えており、さらに再来週には英国のEU離脱の国民投票があるということでじっくりと買えないということなのでしょうが、逆に言えば見極めてから買いたいという向きが多いのであれば、すべてが「良い方に」行くのであれば、今が買い時ということなのだと思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

最終更新:6/9(木) 8:00

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