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舛添知事の面談相手はゴースト? 際立つ「ホテル会議」の不自然さ

THE PAGE 6月9日(木)22時55分配信

 舛添要一都知事の政治資金をめぐる一連の疑惑の中で、「本命」とされるのが千葉・木更津のリゾートホテルでの「面談疑惑」だ。弁護士の調査報告では政治資金で2013、14年1月の家族旅行の宿泊費37万円を賄ったことは「不適切」と指摘した一方、支出理由としたホテルでの面談については「事実と認定」した。だが、両年とも正月に木更津まで駆けつけ、政治的に重要な相談を受けた出版社社長は、知事の政治資金から支出された会食相手としては、なぜか一度も登場していない。姿を現すのは千葉のホテルの場面のみ。都議会も面談や社長の存在を疑問視する中、知事はこの人物についていつまで口をつぐむのか。(フリー記者・本間誠也)

【写真】舛添知事「ホテル面談相手の名は言えない」 自公も追及、消えない疑念

「事務所関係者ら」から「出版会社社長」に

「いずれもホテル内の宿泊した部屋で事務所関係者らと会議をしています。室内は数人で議論できるスペースはあったと思います。会議は昼間、相当(な時間)やっていたと思います。家族といた部屋を利用して誤解を招いたことを反省します」

 週刊文春による知事の公私混同疑惑のスクープ記事を受け、5月13日に知事が最初に釈明会見を開いた際の発言内容だ。この日は次のようにも説明している。

「13年(2泊)は前年末の総選挙で新党改革は惨敗し、年明けには自分の参院選があったので調整のため日程も限られていたのでこの場所で会議を。14年(1泊)は都知事選出馬をいつまでに決めるか、どの党から支援を受けるか、この日しか会議する日がなかった。ただ子供たちと(旅行の)約束をしていたので」

 こうした弁明は知事自らが依頼し、「第三者の厳しい目」と名付けた弁護士2人による調査の結果、事実内容が変化する。

「13年1月1日から3日までの宿泊中、付き合いが長くかねてより相談相手としていた出版社社長(元新聞記者)を客室に招き、政治家としての今後のことを相談したとのことであり、面談は数時間程度」
「14年1月1日から2日までの宿泊期間中、前年と同様に出版社社長を客室に招き、都議選出馬について相談したとのことであり、面談時間は1時間程度」

 ただ調査報告書は、「いずれも全体としては家族旅行と判断するしかない」としながらも「舛添氏の説明内容を踏まえると、政治活動に無関係であるとは言えない」とし、「政治資金からの支出は適切であったと認めることはできないが、違法とは言えない」と結論付けた。

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最終更新:6月9日(木)23時20分

THE PAGE