ここから本文です

ハワイの盆踊り 岩根愛さん(東京)絵本で紹介

福島民報 6月9日(木)10時24分配信

 ハワイと福島の交流に携わる写真家岩根愛さん(東京都)が執筆した絵本「ハワイ島(しま)のボンダンス」が8日、福音館書店から発刊された。岩根さんは「盆ダンスの代表曲『フクシマ・オンド』は相馬盆歌に似ている。福島の人が伝えた曲がハワイで広く親しまれていることを多くの人に知ってほしい」と話している。
 岩根さんは東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の後、ハワイと福島のつながりを復興に役立てたいと奔走している。
 「盆ダンス」とは日本の盆踊りのことで、ハワイでお盆の時期に先祖を思う日系人の気持ちを背景に受け継がれてきた。ハワイには、移民した日本人が集まる場所としていくつもの寺が建てられている。6~8月の週末、どこかの寺で地域の祭りとして盆ダンスが行われ、日系人以外にも親しまれる夏の風物詩となっている。
 絵本は男の子が祖母と一緒にハワイに住む祖母の姉を訪ねる内容。盆ダンスのにぎやかさなどを細かく記している。日系人たちが総出で準備をし、日本料理をたくさん作ってみんなで味わう様子やお供え物なども記載している。
 岩根さんは盆ダンスに引かれ、ハワイ各地で取材、撮影を続けている。ハワイで最も古い寺のハマクア浄土院を舞台に、実際に日本からハワイに嫁いだ女性をモデルに執筆した。絵本作家の大友康夫さんが絵を描いた。
 「ハワイ島のボンダンス」は福音館の科学シリーズの新刊で40ページ。定価は税別1400円。

福島民報社

最終更新:6月9日(木)10時37分

福島民報