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【MLB】262安打の記録誕生秘話 イチローとツインズ・モリター監督が育んだ強い絆

Full-Count 6月9日(木)7時10分配信

年間最多262安打の2004年、打撃コーチは四球増を勧めたが…

 もしイチローがツインズのユニフォームを着て3000本安打への道を歩んでいたら――。ツインズの地元紙「パイオニアプレス」電子版が、ツインズのモリター監督とマーリンズのイチロー外野手をつなぐ強い信頼感について紹介している。

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 現在ツインズを率いる殿堂入り三塁手ポール・モリター監督は、イチローがマリナーズ時代の2004年、メジャー最多となる年間262安打を記録した時の打撃コーチだった。また、モリター監督もイチローも代理人はジョン・ボッグス氏。そんな縁もあり、2014年オフにモリター監督がツインズ監督に就任した際、当時フリーエージェントだったイチローの獲得を球団首脳に積極的に勧めたそうだ。結局、イチローはマーリンズと1年契約を結び、2人が共闘することはなかった。

 記事では、イチローがジョージ・シスラーの記録を破った2004年に焦点を当て、それぞれに当時の様子を聞いている。

 当時ボブ・メルビン監督(現アスレチックス監督)の下で打撃コーチだったモリター氏は「キャンプを通じて、打席で積極的にバットを振るイチローに球数をかせいで四球を選ぶように言い続けた」という。だが、開幕から49打数で打率.277、2四球と調子の上がらなかったイチローにこう言ったという。

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 そこからイチローは3ヵ月にわたり月間50安打を記録するなど新記録への歩みを続けるわけだが、モリター氏は「あのペースで1年打ち続けていたら300安打に達していた」と確信しているという。

 また、「彼は安打を生むためにプレーしている。自分が安打を多く打つことが、チームを助ける最善の方法だと思っているんだ。そして、本当によく実行してきた。彼に対して言葉には尽くせないリスペクトを抱いているよ」と絶賛している。

 イチローも通訳を介して「もう一度一緒に野球をしたいと思える数少ない人物の1人」とモリター氏について最高の賛辞を贈った。

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最終更新:6月9日(木)8時50分

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