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国交省が六角川水系、洪水想定見直し 最大5~10メートル浸水 白石、武雄で最長1週間

佐賀新聞 6月9日(木)10時56分配信

 国土交通省武雄河川事務所は、六角川水系の洪水想定を見直し、最大級の降雨があった場合の浸水地域や継続時間、堤防決壊による家屋流出が予想される地域を公表した。最も被害が大きい地域で水深5~10メートルの浸水があり、最長で1週間近く続くと予測した。小城市や多久市の牛津川流域の一部で家屋倒壊の危険性を指摘している。

 2015年の水防法改正を受け、国交省が全国109の水系でこれまでより深刻な降雨データを用いて被害を想定する見直し作業を進めている。県内では筑後川、嘉瀬川、松浦川水系でも行う。

 六角川水系の場合、これまでの6時間に256ミリという降雨量想定を、かつて北部九州で記録した6時間に424ミリに引き上げ、六角川、牛津川、武雄川それぞれで最も被害が大きな降り方を想定した。(1)浸水する地域と水深(2)浸水が継続する時間(3)堤防決壊による家屋倒壊-に分けて地図を作製した。

 浸水地域と水深を示した地図は水深を0・3メートル未満から10メートル以上まで7ランクで表す。三つの河川の近くで水深5~10メートル未満の浸水が多い。これまでほとんどが0・3メートル未満だった白石平野は、徒歩での避難が困難な0・5メートル未満になった。

 浸水継続時間は多くの地域が1~3日未満だが、白石町の有明海沿岸や武雄市朝日町の一部で3日~1週間となっている。堤防決壊による家屋倒壊の恐れがある地域は、JR長崎線以北の牛津川流域の一部、武雄市北方町の一部に見られる。

 新たな洪水想定を基に、関係自治体は現在の避難所や避難経路が安全な場所かどうかを確認し、防災計画や避難計画、ハザードマップを見直すことになる。

 洪水浸水想定区域は、武雄河川事務所で閲覧でき、河川事務所のホームページでも公開している。

最終更新:6月9日(木)10時56分

佐賀新聞