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半世紀ぶり村史発刊 舟橋

北日本新聞 6月9日(木)22時15分配信

■127年の歩みまとめる

 「日本一小さな村」として知られる舟橋村が編さんを進めていた「舟橋村史」が完成し9日、金森勝雄村長らが村役場で出来栄えを確認した。1963年の「舟橋村誌」発刊から53年。調査を重ねた成果として「村誌」から「村史」へと題を変え、127年間にわたって合併や統合をしていない村の歩みをまとめた。近く全戸924世帯に届ける。

 2012年4月に編さん委員会を設立。富山市の郷土史家、須山盛彰さんを委員長に各分野の専門家12人が執筆した。調査の過程で、明治から終戦までの間に村役場で行われた徴兵業務などを記録した「兵事資料」が確認された。

 村史はA4判、563ページで2千部を発刊した。第1編は「舟橋地域史」として東大寺領庄園、仏生寺城など村誕生以前を紹介。第2編の「舟橋村史」は1889年の村誕生以降で、ばんどり騒動、戦時下の様子、産業の変遷などを取り上げた。市街化調整区域からの除外をきっかけに宅地化が進んで人口が急増した現状を記し、舟橋中学校3年生のアンケートを通じ未来を考えた。

 第3編は「民俗・宗教」、第4編は「集落史」とした。編さん事務局長を務めた高野壽信教育長は「分かりやすさ、読みやすさを考えた」と編集の工夫を説明。題字を書いた金森村長は「移り住んだ新しい村民が多い。村のことを知り、新たな歴史を築いてほしい」と思いを述べた。

 販売は1冊7千円。問い合わせは村総務課、電話076(464)1121。

北日本新聞社

最終更新:6月9日(木)22時15分

北日本新聞