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小浜市の「義務食育」体制とは!?〈御食国若狭おばまの食の教育推進事業〉/福井

Webマガジン コロカル 6月9日(木)20時42分配信

コロカルニュースvol.1717

福井県小浜市では、〈食のまちづくり条例〉を制定し、伝統ある食に着目した食のまちづくりを推進しています。

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中でも重要な取り組みとして位置づけられているのが〈食育〉。“生涯食育” という概念を提唱し、その土地で生産されるものを食べることが最も体に良いという“身土不二(しんどふじ)” の理念にもとづく地産地消とともに、食文化館、教育機関、公民館、健康管理センターなどにおいて、ライフステージに合わせた食育事業を数多く実施中。特に子ども達へのアプローチは徹底していて、市内の就学前の園児、小学生、中学生全員が一定の食育体験学習ができるように“義務食育”体制をとっています。

そんな小浜市の取り組みを紹介する動画が公開されています。〈校区内型地場産学校給食〉。

小浜市では、地域の生産者団体との協力により、できるかぎり各小学校の校区内でとれた­食材を使った学校給食を実施しています。給食時には校内放送で「本日の食材の若狭カンランは○○おじさんの畑で収穫されたものです。」といったアナウンスが流れ、生産者の­顔が見える学校給食が実現しているんです。

そして、もうひとつの取り組み〈キッズ・キッチン〉。これは、4歳から7歳までの幼児の料理教室で、“料理“だけを教えるのではなく、“料理”を通じて子ども達の様々な能力を伸ばす教育プログラムです。特に、地元で採れた鮮魚をさばくなど、命に触れる体験を積極的にとり入れ、「いただきます」「ごちそうさま」の言葉に込められた、感謝して食に向き合う心を育てます。

他にも各学校や園では、様々な農業・漁業体験も実施。この体験学習で収穫した米や野菜、海産物等も、学校給食や調理実習の食材として使用するとともに、指導していただいた地元の農家や漁師の方々を招待しての “給食感謝祭” で活用しています。

飛鳥・奈良の時代には、伊勢・志摩や淡路と並んで、朝廷に食を供給していた “御食国(みけつくに)” の歴史がある小浜市。御食国の時代以降も“若狭の美物(うましもの)”を都に運び、それらは“若狭もの”という呼称のもと、京の都の食卓を支えてきました。

“若狭もの”を京都へと運んだ道は〈鯖街道〉として現在も親しまれていますが、その街道沿いには、往時の賑わいを伝える町並みとともに、豊かな自然や受け継がれてきた食や祭礼など様々な食文化が今も息づいており、日本遺産として認定されています。


writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。Twitter

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最終更新:6月9日(木)20時42分

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