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海側地下水前処理へ 第一原発汚染水対策で設備設置

福島民報 6月10日(金)9時29分配信

 東京電力は福島第一原発の汚染水対策で、建屋海側にある「地下水ドレン」と呼ばれる井戸からくみ上げた地下水の塩分や放射性物質などを除去する前処理設備「RO装置」を設置する。地下水の浄化作業を加速するのが狙いで、原子力規制委員会に計画の認可を申請する。福島県いわき市で9日に開かれた政府の廃炉・汚染水対策現地調整会議で報告した。 
 地下水ドレンは「海側遮水壁」でせき止められた水が港湾へあふれ出すのを防ぐため、1~4号機建屋と護岸の間に5本設置された井戸。 
 地下水ドレンでくみ上げた水は建屋近くの井戸「サブドレン」でくみ上げた地下水と同じタンクに集められるが、塩分や放射性物質濃度が高い傾向にあり、一部はサブドレンの水と一緒にせずに建屋内に移送している。このため汚染水が増える原因の一つとなっていた。 
 東電は7月下旬から、1、2号機排気筒に入った雨水をためる「ドレンサンプピット」の水位・水質調査に着手することも調整会議で報告した。放射線量が高いため、遠隔ロボットでたまり水を抜き取る。 

福島民報社

最終更新:6月10日(金)11時2分

福島民報