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【ライヴレポート】SHAZNAのA・O・IやEins:VierのLuna等によるR2Y+J、「記念すべき日」

BARKS 6月10日(金)18時20分配信

SHAZNAのA・O・IとEins:VierのLunaを中心に結成されたR2Y+Jが6月3日、渋谷VUENOSで結成3年目にして初となるワンマン<~S.L.O.D.E CRACK-rev.02>を行なった。初フルアルバム『LIMIT CODE』発売記念ワンマンライヴでもあるこの夜は、ひとつの集大成であり、新たなスタートともなった。

◆R2Y+J (リリィ・ジョーカー) 画像

フロアへおなじみのSEが流れ出すと期待感いっぱいの手拍子の中にメンバーが登場、一際大きな歓声が沸き起こる。1曲目は「BELEAVE」だ。温かいギターの音色が空間いっぱいに広がり、どっしりとしたリズムと共に穏やかで力強い幕開け。そのまま少し加速して「FOCUS」へ。伸びやかに訴えるようなA・O・Iの歌声にLunaとの掛け合いが続くなど、ツインヴォーカルも彼らの魅力のひとつであることが浮かび上がる。「ANSWER」ではA・O・Iが客席に声をかけた。

「こんばんは! R2Y+Jです。楽しんでいってください!」

熱さを内に秘めて丁寧な歌声を聴かせるA・O・Iに対し、自由なステージングを見せるLuna。気合いが漲りつつも的確なプレイが揺るがないのはキャリアのたまもの。サングラスで表情はうかがい知れないが、T-Tもその鋭い一打一打から熱い想いが伝わってくるようだ。

最初のMCでは、この日が「僕たちにとって記念すべき日」であることが告げられ、観客から大きな拍手が贈られる。アルバム『LIMIT CODE』の収録曲を披露するのはもちろんだが、彼らが未来を見つめていることを示したのが、この後に続いてプレイされた新曲だ。「では早速、2曲続けて」と始まった「新曲1」は、メロディの美しさに単純ではないコードを絡ませてしっかり聴かせるナンバー。体に響くグルーヴも心地いい。「新曲2」はリズムにノリつつ歌もサウンドも密度の濃いナンバーだ。こういった隅々まで行き届いた表現こそがR2Y+Jの個性と言えるだろう。

川のせせらぎと鳥の鳴き声から始まったのは「UNIVERSE」だ。スモークの中に輝かしく光るステージは同曲タイトルにふさわしい。風が吹き抜ける音に導かれた「RAY」。A・O・Iが縦横無尽にギターを奏で、空間を埋めていく。そこへ重々しいベースフレーズと感情が込められた歌声が重なった。メロディの美しさとキャッチーに訴えかける力、そしてバンドとしてのサウンドクオリティの高さはライヴの場でもしっかりと感じ取れた。軽快なドラムから「LAST DANCE」が始まるとフロアがおしゃれな雰囲気に包まれる。さらには降り注ぐ光とともに黙々とプレイする3人からインストナンバーが贈られた。

ドラムのカウントから「TWILIGHT」がスタート。こういった力強く伸びやかなサビも彼らならではのもの。一心不乱にプレイへ集中するLuna。噛みしめるように丁寧に言葉を発していくA・O・I。T-Tは見守るようにサウンド全体を支える。「CRWALER」ではバンドサウンドがひとつの頂点を迎えた。LunaとA・O・Iのツインヴォーカルの掛け合いも相乗的な効果を見せ、さらに会場を盛り上げていく。

一瞬の暗転の後に登場したのは、シルバーのヘルメットをかぶったインパクト十分なT-Tの姿だ。そのままスタートしたドラムソロでは手拍子と歓声に応えつつ、パワフルなビートを叩き出す。A・O・IとLunaも加わり、いよいよワンマンは怒濤の終盤へ。「楽しんでますか? もっと飛ばしていくぞ! いいですか?」とA・O・Iが呼びかけると手拍子が会場の一体感を演出し、「VIBES」へ。R2Y+Jの楽曲の中でも、特にノリのいい曲にフロアの熱気も上昇していくばかり。それでもA・O・Iの歌声は力強いだけでなく、どこかに切なさや陰りをはらんで聴く者を魅了する。

「ETERNAL」を畳みかけると、「ラスト!」という声と共に本編最後の「LOST」が始まった。サビのA・O・IとLunaによる歌からはひしひしと切実さが感じられる。一からバンドを立ち上げ、じっくりと活動を温め、初ワンマン開催、初フルアルバムリリースなど、着実に歩みを進めてきた彼らの音楽にかける想いが現れて力強い。ステージもフロアも大きな喜びに包まれて本編が終了した。

バンドTシャツを着て再びステージに現れた3人は、すっかりリラックスした様子。アルバムや物販を紹介するなど、Lunaが饒舌でテンションが高い。T-Tも、「楽しく気持ちよくやらせていただいています」と楽しさを隠しきれない様子だ。

「まだまだ楽しんでいきましょう」とA・O・Iが語って曲へ。披露されたナンバーはアルバム『LIMIT CODE』には未収録ナンバーの「REFRAIN」。柔らかい表情で聴かせる歌は、愛と光に満ち包まれるように優しい。そしてこの日のラストに選ばれたのは「SONIC WAVE」だった。最後の最後までプレイを楽しみ、音を届けていく3人の表情は明るく笑顔もこぼれていた。

大きな拍手に送られてステージを去った後、ファンの熱烈なアンコールに応えてメンバーが登場。「やりたいからやりまっせー」と告げたLunaが、「実は本番までナーヴァスだった」ということを微塵も感じさせない様子で呼びかけると、オープニングナンバーとして披露した「BELEAVE」を再びプレイ。ライヴ冒頭とはまるで異なる伸び伸びとした印象を残した。感謝の言葉を口にし、ガッツポーズでステージを去ったA・O・I。大きな自信をつけてこの先も力強く歩んでいく、そんなR2Y+Jの光り輝く未来がみえるようなステージとなった。

■1stフルアルバム『LIMIT CODE』
2016.6.15 OUT
SLR-009 \2,800(税別)
01. BELEAVE
02. CRWLER
03. LOST
04. VIBES (2016 VERSION)
05. TWIRIGHT
06. ETERNAL
07. UNIVERSE
08. RAY
09. LAST DANCE
10. SONIC WAVE

■イベントライヴ出演情報
■<dieS 11thTOUR -Do you like M.A.D middle age->
2016年6月25日(土) HEAVENS ROCK Kumagaya VJ-1
open 17:30 / start 18:00
前売¥3,000(D代別) / 当日¥3,500円(D代別)
出演:dieS、R2Y+J、...。「サイレンス」
▼チケット
イープラス 4/3(日)10:00より発売

■<アプレゲール presents 「ChouChou 01」>
2016年7月3日(日) 高田馬場CLUB PHASE
OPEN 17:00 / START 17:30
前売¥3,240(tax in) / 当日¥3,780(tax in)+DRINK¥600
出演:アネモネ / 犬神サアカス團 / the god and death stars / Der Zibet /R2Y+J / (50音順)
※出演者によるセッション有
▼チケット
イープラス 4/16(土)10:00より発売
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002184868P0030001
(問)高田馬場CLUB PHASE 03-5911-2777

最終更新:6月10日(金)18時20分

BARKS