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米こうじで善玉菌増 広島大大学院研究グループ

日本農業新聞 6月10日(金)12時30分配信

 広島大学大学院の加藤範久教授らの研究グループは、みそやしょうゆ醸造に欠かせない米こうじ菌が生み出す酵素の一つが、ごく少量の投与で大腸内善玉菌のビフィズス菌を大幅に増やす効果があることを確認した。伝統的日本食と健康の関わりを科学の目で証明する動きにつながりそうだ。

 同大学が9日、東京都内で開いた記者会見で明らかにした。

 同教授らは、米こうじ菌をネズミに与えると腸内のビフィズス菌を劇的に増やす効果があることに注目。米こうじ菌に含まれる酵素の一つ酸性プロテアーゼと呼ばれる物質を飼料に0.4%添加すると、ネズミの盲腸内のビフィズス菌が1800倍も増えることを実験で確認した。

 これに対し、ビフィズス菌を増やす効果があるとされるオリゴ糖は、5~10%の添加で100倍程度増やす効果がある。「オリゴ糖に比べ酸性プロテアーゼは数百分の1の濃度で100倍という劇的な増加効果があることが分かった」と教授は指摘する。

 みそ、納豆など発酵食品を多く含む伝統的な日本食と、日本人の長寿との関わりは注目が高い。今回の発表は「米こうじ菌由来の酵素が健康に与える直接の効能を示した初めての研究結果」(加藤教授)になる。

 研究グループは、日本食と健康との関わりを科学的に分析する動きが加速するとみている。

日本農業新聞

最終更新:6月10日(金)12時30分

日本農業新聞

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