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サッカー観戦でガンが治ったおじさんの話

STORYS.JP 6月10日(金)21時3分配信

「ガン」とどう向き合うか。

自分や自分の大切な人が、命の危機にさらされた時、
僕たちの目は、どこを見つめるべきか。

本日ご紹介するのは、こちらのお話です。

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「サッカー観戦ツアーでたまたま隣に座った人から聞いた、サッカー観戦で癌を克服した話」

日曜日にバスツアーで大宮に行ってきた。

アウェイの試合はバスツアーをよく使うわけだけど、僕はその際、隣の席の知らない人とよく話をする。

僕は知らない人の、特に年上の人の話を聴くのがすごく好きだ。

知らない人の話を聞けるというのがバスツアーの楽しみのひとつでもある(もちろん知り合いが隣の場合もある)

今回の隣席は五十代くらいのメガネのシュッとしたおじさんだった。身なりも綺麗だし、顔つきがいい。

なかなか紳士で好感が持てる。不思議なもので、第一印象でこの人と話たいと思った人の話は楽しいし、ためになる。逆にこの人はつまらなそうと思った人の話はだいたいつまらない。今回もその例外ではなかった。

僕らは、お互いになんとなく話はじめた。新チームの話、大宮の話、浦和の話エトセトラ…

そして、いつぐらいからアルビのサポーターになったのかという話になった。

メガネのシュッとしたおじさんがいう。

「いや昔、癌になっちゃってね。」

僕は何も返さずただ返事をする。はい。

「手術することになったんだよ。そしたら、会社の人がいうわけ。〇〇ちゃん、癌なんか自分でどうすることもできないんだから、そんなん医者に任せてサッカー行こうって。」

「ビックリしちゃってさ。俺来週手術なんですけどっていったら、大丈夫サッカーおもしろいから行こうって無理やりアウェイの大宮に連れてかれてさ。」

なんで癌の手術をする人が、大宮なんかいけるんだ?って思ったけど雰囲気的につっこめない。

「そしたらさー、ハマっちゃってさー。スタジアムがオレンジ色にバーって染まるでしょ。あれ見たとき感動したよ。それからは、ずーっとだよね」


嘘をつくような人でもないし、話し方もしっかりしてるからたぶん真実なんだろう。

「病は気からっていうでしょ。サッカー(アルビレックス)みてるとなんか元気が出てくるんだよね。そしたら、だんだん病気の方も治したいって強く思うようになって、そうするとちゃんと治ってくるもんなんだよ。だから、病気になったら元気が出るものを見つけるのが一番いいよ。」

それから癌は無事完治し、健康を取り戻した。去年は大分も行ったし、大阪も行ったし、東京、浦和、鹿島、横浜2試合も行ったということだった。

僕は思うんだけど、人生を変える出来事ってのは自分が予想もしていないところから、ふっとやってくるものなのかもしれない。

恐らく、このメガネのシュッとしたおじさんも癌になったとき、自分がその後サッカーにハマって全国を飛び回ってることなんて想像もしなかっただろう。

変化を選択するは自分だけど、変化を提示するのは外の力だ。僕はいろいろな年上の人の話や、本や、映画からそれを学んだ。

まぁ、これは僕の人生観であって、人に押しつけるつもりは毛頭ないんだけども。

//////////// 転載終了 //////////

同僚の一言がきっかけで、生きる喜びを見つけたおじさん。
そして、癌が治った。

生きる喜び。それこそが、僕たちが目を向けるべきものかもしれません。
このおじさんの話を読んで、私はそう思いました。

でも、それは癌を治すためではありません。
おじさんのようには治らない人もたくさんいるでしょう。
治る治らないは、きっと関係ないように思います。

癌のような病気であったとしても、
そうでない健康体だったとしても、結局のところ、今を生きている僕たちが求めているのは、生きる喜びではないでしょうか。
どんな人生を送っていようとも、「生きたくない」「死にたい」そう思っている人たちでさえも、”本質的なところ”では、誰もが「生きる喜び」に目を向けているのでしょう。
それこそが、僕たち全員が共通して、生命として求めているものなのでしょう。

近しい人が命の危険にさらされた時、死ぬかもしれないという不安に苛まれます。死ぬかもしれない、どうしよう。でも、死の不安に頭を使うのはもったいないのではないでしょうか。

もちろん、死ぬかもしれません。そりゃそうです。でも、それは関係ありません。

死ぬか、生きるかしかない世の中で、今生きている僕たち。

だったら、死ぬかもしれないという不安に時間を使うのではなく。
生きる喜び、生きている喜びを噛み締めるのに時間を使いたくはありませんか?

例え重い病気であったとしても、僕たちの人生の目的は、依然、生きる喜び。
僕たちが意識的にコントロールできるエリアの話じゃありません。
そんな次元じゃありません。もっと深い深いところにある、僕たちの願いの話です。

生きる喜び。
生きている僕たちにはそれしかないのです。

僕たちは生きているんです。

STORY紹介 = STORYS.JP運営チーム 清瀬 史

最終更新:6月11日(土)17時55分

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