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子どもも気を付けたい! スマホ老眼の対処法と予防法

ベネッセ 教育情報サイト 6月10日(金)12時0分配信

近年危険性が叫ばれている「スマホ老眼」は、大人はもちろん、子どもにも起こる目の不調です。スマートフォンの見過ぎやゲームのやりすぎによって、近くのものが見えづらくなる状態ですが、夕方に近くのものが見えづらくなる「夕方老眼」や、週末になるにつれて見えづらさがひどくなっていく「週末老眼」も同じメカニズムです。スマホ老眼の対処法と予防法とは?

スマホ老眼はなぜなるの?

ものが見えづらい目の異常は、「屈折異常」と「調節異常」に分けられます。屈折異常(近視、遠視、乱視)は、水晶体(目のレンズ)を通った光のピント(焦点)が網膜にピッタリ合わず、網膜の手前や後ろでピントが結ばれてしまうため、網膜にはぼやけた画像が映り、それが脳に送られるために起こります。近視は網膜の手前で、遠視は網膜の後ろでピントが結ばれてしまっている状況です。また乱視は、ピントが正確にどこの位置にも結ばれないために、ものがぼやけて見えます。

調節異常は、おもに老眼を指しますが、水晶体の老化(水晶体が硬くなる)で水晶体の弾性が少なくなり、水晶体屈折力が増加しないためにピントを調節する機能が衰えた状態です。よく「近くが見えにくいのが老眼」と考えられていますが、近くが見えにくくなることで自覚する人が多いためにそう言われています。しかし実は、老化によって近くも遠くも見えにくくなった状態のことを指します。

スマホ老眼は、若いのに(水晶体の弾力があるのに)、近くのものを見るのが困難になっている状態です。つまり、スマートフォンなどの小さなモニターが近くでは見えにくくなり、ついモニターを遠ざけてみてしまうような状況です。この原因は、水晶体の老化ではなく、水晶体を支えている毛様体という筋肉の異常によると考えられます。つまり、毛様体筋という目の筋肉の疲れによって、水晶体の厚さをコントロールできない状況に陥っているため、まさに老眼と同じような症状を起こしているのです。

ところで、「私は近視だから、老眼にはならない」と言う人がいます。残念ながらそれは間違いで、そのような人でも40歳代後半になれば、近くは見えるけれども、遠くがさらに見えなくなっている(近視化が進んでいる)はずです。つまり、毛様体筋の疲れにより、近くも遠くも見えにくくなっているのです。

毛様体筋の疲れが子どもに起これば、その子の近視化は進みますし、更には、遠くも近くも見えにくくなります。悪化しすぎてしまうと、メガネ等で矯正しても視力が出ない「弱視」になってしまう場合もあります。眼科専門医によると、最近の小児の目の異常は、実はこのパターンの弱視が多いと考えられているそうです。

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最終更新:6月10日(金)12時0分

ベネッセ 教育情報サイト