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マクセルのハイレゾ対応ヘッドホン「MXH-MD5000」、バランスのよさと臨場感に聴き入る

Stereo Sound ONLINE 6月10日(金)12時7分配信

ヘッドホンでは唯一のベリリウム振動板搭載モデル

 去る4月末に発表された、日立マクセルのハイレゾ対応オーバーイヤー型ヘッドホン「MXH-MD5000」(オープン価格、想定市場価格4万円前後)。6月10日の発売を目前に控えた昨日、同社が東京・代々木のレストランNINE STORIESで試聴会を実施した。

 本機は、マクセルとしては10年ぶりのヘッドホンとなる。2006年に発売されたヘッドホン「Vraison(ヴレソン)」は“デジタルオーディオの高域の高周波をカットし補間する”というパソコン向けの製品だったが、当時はパソコンを使用した音楽再生自体がなく、あまり認知されなかったという。

 その後はイヤホンの開発に取り組んできたが、「音響ブランドとしての価値や認知を高めるためには、やはりヘッドホンが必要だ」と考え、今回の開発に至ったそうだ。

 日立マクセルは本機を引っさげ、オーバーイヤー型ヘッドホン市場に打って出る考え。同社は、高音質化技術を用いた製品のハウジングにシンボルマークの「m」を刻印しており、もちろん本機にも刻まれている。ターゲットは音に強いこだわりを持つユーザーだ。

 型番の「MD」はMetal Diaphragmの略で、金属でコーディングした振動板を持つ製品を指す。MD製品は、今後も拡充を図っていく予定だ。

 最大の特徴は、同社が「“マッハ36”ベリリウム振動板」と呼ぶ振動板を用いた、新開発のドライバーを搭載していることだ。マクセル調べによると、ヘッドホンでベリリウム振動板を搭載しているのは本機だけだという(イヤホンでは数機種あり)。

 日立マクセルは、ベリリウム振動板の特徴として「伝播速度が速いこと」、「変形しない硬さを持ち、音の濁りの原因となる分割振動を抑制すること」、「軽量でレスポンスがよいこと」、「響きにくいため音が汚れずクリアーであること」の4つを挙げている。

 チタニウムなど金属の物性比較によると、速さ/硬さ/比重ともベリリウムが優れている。なかでも他の金属の2.5倍ほどの速さ、音速(マッハ1=340m/s)の約36倍という音伝導性に着目し、振動板の名前を決定したという。

 そのほか、5層の音響レジスターを持つドライバーや、2つの空気層を持つデュアルチャンバー構造により、バランスがよく、空気感や臨場感に溢れた広がりのある音を目指している。

 ケーブルは着脱式で、持ち運ぶ際に使いやすい1.2mと、据え置きタイプの機器と接続するときに便利な3mが付属する。付属のケーブルはねじ式のため、プラグを回さないと本体から外せない。そのほか、バランス駆動にも対応する。

 では、実際の音はどんなものなのだろうか。

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最終更新:6月10日(金)12時7分

Stereo Sound ONLINE

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