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極北の原野で犬と生活 植村直己冒険賞の本多さんが講演

両丹日日新聞 6月10日(金)13時0分配信

 国民栄誉賞を受けた冒険家、植村直己さんを顕彰して兵庫県豊岡市が設けている植村直己冒険賞の第20回授賞式と記念講演会が、11日午後1時30分から日高文化体育館(豊岡市日高町祢布)で開かれる。無料。賞選考委員で作家の椎名誠さんも訪れ、選考評を話す。

 今年の受賞者はマッシャー(犬ぞり使い)となる夢を実現させ、電気も水道も無い極北の原野で犬たちと暮らし、北米2大犬ぞりレースを完走した本多有香さん。

 1972年に新潟市で生まれ、岩手大学農学部在学中の94年にカナダを旅して犬ぞりの世界を知り、「自分が育てた犬たちと一緒に走りたい!」という夢を抱くようになった。日本で一度就職したものの、夢を絶ちきれず、98年に単身カナダへ渡航した。

 カナダに知人がいるわけではなく、自分一人で森を切り開き、自分の住む家と26匹の犬の小屋も自力で造った。

 厳しい自然の中での生活と犬ぞり修行を重ねてから、国際的な犬ぞりレース「ユーコンクエスト」へ2006年に出場したものの、途中棄権。その後も07年、08年と連続棄権の苦渋を味わい、12年のレースで初めて1600キロを完走。出走24人中15位の成績だった。15年には、もう一つの国際レース「アイディタロッド」に出場して出走78人中55位で、1600キロ完走を遂げた。

 講演会では犬たちとの生活や、過酷な犬ぞりレースに挑んだ様子などを話す。

 会場の日高文化体育館=電話0796(42)2505=は日高高校横。車ですぐの所に、植村直己冒険館=0796(44)1515=がある。

両丹日日新聞社

最終更新:6月10日(金)13時0分

両丹日日新聞