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<オスプレイ配備計画>地元自治会が九州防衛局に説明会要請 防衛局はいらだちも

佐賀新聞 6月10日(金)10時52分配信

不信感を強める自治会

 佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画を巡り、佐賀県佐賀市川副町の4校区自治会長は9日、福岡市の九州防衛局を訪ね、住民説明会を開催するよう要請した。川嶋貴樹防衛局長は説明会を開く意向を示しつつ、「県、佐賀市の了解が必要」として実施時期は示さなかった。非公開の意見交換では、川嶋局長がいらだちを見せる場面もあったといい、自治会側は「なぜ了解が必要なのか。威圧的な態度もおかしい」と不信感を強めている。

 南川副の内田昭男会長、西川副の坂田元秀会長、大詫間の古賀種文会長、中川副の西村秀男会長の4人が訪ね、川嶋局長に要請書を手渡した。要請書は中谷元・防衛相宛て。

 要請は、2014年11月以来、住民説明会が開かれていないことについて「地元の意見が無視されている」と批判した。騒音や事故、ノリ漁への影響など「不透明な内容に不安と動揺が渦巻いている」と訴え、住民説明会の開催を求めた。川嶋局長は「要望に沿えるよう、できる限り前向きに努力したい」と応じた。

 意見交換は非公開だった。4人の自治会長によると、自治会側が開催時期の見通しを尋ねると、川嶋局長は説明会開催に県と佐賀市の了解が必要と答え、時期には言及しなかった。

 さらに自治会側が「なぜ了解が必要なのか」とただすと、川嶋局長は手で机をたたいて「県と市、漁協への説明が先だ」などと語気を強めたという。同席していた防衛局職員は「意見交換の詳しい内容は話せないが、そのような場面は記憶していない」と語り、双方の認識は食い違っている。

 内田会長は「自治会という中立の立場で、不安に思っている住民がいるので説明会を求めたが、このような対応をされるとは思ってもいなかった。不信感がより強くなった」とあきれていた。

 住民説明会を巡っては、若宮健嗣防衛副大臣が3日、施設配置図を県などに示した際、「今のところは特に考えていないが、具体的に要望があれば対応したい」と明言していた。

最終更新:6月10日(金)10時52分

佐賀新聞