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佐賀県が学力テスト独自採点 地域差なお、活用力や思考力に課題

佐賀新聞 6月10日(金)11時10分配信

 4月の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)と、同時に佐賀県教育委員会が実施した学習状況調査に関し、県教委は独自に採点した集計結果をまとめた。依然として学力に地域差が見られ、活用力や思考力に課題があった。学習や生活習慣では中学生で平日の学習時間が減り、小学生でゲームの時間が大幅に増えた。

 県平均正答率は、小5国語66・1%、算数67・1%▽小6国語64・2%、算数64・7%▽中1国語68・7%、数学72・9%▽中2国語66・3%、数学55・0%▽中3国語70・5%、数学54・0%。小中ともに、漢字の読み書きや計算問題など基礎的内容が高い一方、考えをまとめて書いたり、記述式で答えたりする問題が低い傾向があった。

 集計結果は、県内を佐城(佐賀市、多久市、小城市)▽三神(鳥栖市、神埼市、吉野ケ里町、基山町、みやき町、上峰町)▽東松浦(唐津市、玄海町)▽杵西(武雄市、伊万里市、白石町、大町町、江北町、有田町)▽藤津(鹿島市、嬉野市、太良町)の5地域に分けて公表した。

 地域別の平均正答率は佐城、三神が全教科で県平均と同じか上回ったが、東松浦は全教科で下回った。藤津は中3数学以外は県平均と同じか上回った。杵西が県平均より高かったのは、小5算数、中3の国語と数学だった。

 生活習慣や学習環境に関する調査では、平日に1時間以上勉強する中学生の割合は62・2%と前年比で3ポイント減った一方、小学生はゲームを1時間以上している割合が64・3%で前年より16・6ポイント増えた。

 平日に30分以上読書するのは小学生40・2%、中学生35・4%といずれも前年より減少。国語で意見を発表するときに話の組み立てを工夫したり、算数・数学の学習内容を普段の生活で活用できないか考えたりする割合は、小中ともに増加した。

 全国学力テストは小6と中3、県独自のテストは小5、中1、中2を対象に、いずれも国語と算数・数学を4月19日に実施した。全国の結果公表は8月の予定だが、県教委は独自に集計している。

最終更新:6月10日(金)11時10分

佐賀新聞