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「人気なのに儲からない?」TBSラジオにポッドキャスト移行の背景を聞いてみた

BuzzFeed Japan 6/10(金) 13:45配信

さようならポッドキャスト、こんにちはラジオクラウド

TBSラジオが「ポッドキャスト」のサービスを終了し、新サービス「ラジオクラウド」に移行したことが大きな話題になった。

月間300万人が利用する人気サービスにもかかわらず、収益化が難航。配信にかかるコストを回収できなかったことがその理由だったという。6月6日に発表されると、ポッドキャストのユーザーからは阿鼻叫喚の反応があった。

こんなに人気サービスなのになんで終わるの? たくさんの人が利用しているのになぜお金にならないのか。

たしかに、普通はそう考えるかもしれない。BuzzFeedはそのへんの疑問をTBSラジオにぶつけた。【BuzzFeed Japan / 鳴海淳義】

1年間営業したけど、売れなかった

答えてくれたのは編成局の三宅正浩さんと萩原慶太郎さん。

ーーたくさんの人が使ってるんだから、なんとかなるんじゃないの? と思ってしまいました。

萩原慶太郎さん(以下、萩原):たぶんみなさん、そこが気になると思うんです。「こんなに多くの人が使ってるのに?」って。でも広告主からすると、ポッドキャストの場合、ダウンロード数はわかるんだけど、広告として出されたものを実際に人が聞いているのか計測できないんですよね。

そういったことができる技術もなくはないんですが、例えば専用のプレイヤーで再生しないといけなかったり、制限も多い。

いまのインターネット広告は、ある程度のユーザー層をセグメントして、そこにマッチした広告を出す流れになっています。僕らのポッドキャストのようなダウンロード型では、単に「アクセス数が多いですよ」「ダウンロード数が多いですよ」だけしかアピールできず、いまの時代に商品化できない。これが1年間営業にまわってみてわかったことの1つです。

ーーそもそも広告が売れなかったと。

三宅正浩さん(以下、三宅):萩原が申し上げた通りで、ダウンロード数はとんでもない数字なんですけど、広告ビジネスには向かない。例えばうちの「たまむすび」を聞いているリスナーさんと、「セッション」というニュース番組を聞いているリスナーさんはまったく違うわけですね。

いま広告主はデジタルに配信するときに、「20代男性で車に興味があって」っていうターゲットを明確に指定して、「この媒体は単価が高いけど、刺さるお客さんがいるから広告を出しましょう」「効率よく出しましょう」というのがトレンドになっています。

それに対して「5000万ダウンロードあるポッドキャストに出してください!」って言ってもやっぱり広告主が頷いてくれなかった。

「なぜマネタイズできないんだ」とお叱りの声をいただきますけど、そんなに簡単ではないですよね。そういえば我々は「らじこん」っていう、コンテンツを販売する仕組みも作ってたんですけど、うまくいかなかった。

愛していただいているのは重々承知しているんですけれども、我々もやっぱりサービスの提供者として、安定したサービスをお届けするためにベストな解を検討しました。

マネタイズについては、我々の能力が足りなかったのかもしれないですが、一年間ずっと検討して、いろいろな広告代理店さんの叡智も結集して、どうにかしなければと試した結果なので、正直、努力は尽くしたなという感じではあります。

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最終更新:6/10(金) 14:49

BuzzFeed Japan