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素直になれた気がした LACCO TOWER、本心の物語「心臓文庫」/インタビュー

MusicVoice 6/10(金) 21:00配信

 LACCO TOWERが8日、メジャー2作目となるアルバム『心臓文庫』をリリースした。「LACCO TOWERとは何だろう」と自問自答を続けてきたなかで、生の心の内側を素直に物語として表現することができたというのが今回の10曲。結成14年目にして初めて曲に「ありがとう」(相思相逢)という言葉も出てきた。彼らの「不変」と「変化」が重なり合った作品とも言える。本作に込めた想いとは。そして、彼らの根幹をなす考えとは。今回は松川ケイスケ(Vo)と塩崎啓示(Ba)に話を聞いた。

■心臓から出た一冊一冊

――アルバム『心臓文庫』を作り終えての感想はいかがですか。

松川 いやあ、大変でしたね(笑)。『心臓文庫』というタイトルを最初に用意して、それに向かって曲を集めたという感じではなくて、今回も真一ジェット(key)が作ってくれた元の曲をみんなでアレンジして、最後に僕がタイトルをつけたという感じなんです。

 ただ、真一ジェットも結構たくさん曲を作ってくれるんですけど、彼の中のジャッジも結構厳しくて、リード曲の「未来前夜」もレコーディングの前夜にできた曲ですし。意外とスケジュールは皆、カツカツ。でも、大変だったと言っても体育祭の準備みたいなテンションでしたね。後ろ向きな大変さというよりは、前向きな大変さを今回はいつもよりも感じられたかなと。

――制作期間はどれくらいだったんですか。

松川 元々前から作ってとっておいた曲も今回2曲くらい入っているんですよ。それを入れると結構長いんですけど、抜いて考えると…どれくらい?

塩崎 前回のアルバムの制作が終わってからやっていたので、1年くらいかな。どの曲がシングルになるかまだ決まっていないままコンスタントに作って、録って。作って、録って。

松川 ずっと曲作りまくっていた気がしますね。最近はやっぱりリリースするにあたっての取材とかもあるので、あまりないですけど。

――ボツになった曲もありますか?

塩崎 相当ありますね。

松川 僕らも知らないんですよ。

塩崎 何となく1コーラスだけという、素材みたいなものは自分が知っているだけでも10曲以上あるかな。皆で聴いてからボツになったり、真一ジェットの中で全員に持っていくほどでもないとか。

松川 「こんなんもあるよ」という時もありますね。

塩崎 そうそう。「こんなんもあるよ」で聴かせるよりもひとつ上の段階が、ウェブに上げて皆が聴ける様にするってことなんです。その時は「あ、これもうやるんだな」と思いますね。1人、2人が聴いて「これいいじゃん、やろうよ」と言ってもウェブには上げない時もあるので。

――先に曲ができるということですね。

松川 歌詞は全部後ですね。今回で言うと、僕がギターを弾きながら作った「珈琲」という曲以外は全部曲が先にできていました。楽曲をある程度聴いて、そこからまずタイトルを考えるんですよ。本を書く時とかと似ているのか分からないですけど。先にどういうものかっていうタイトルをドンって置いて。そこから色々膨らむ気がするんですよね。

 例えば「蜂蜜」という曲は「蜂蜜」と付けた時に、まあ、どうにでもなるタイトルじゃないですか。甘い感じでも「ぶんぶんぶん」みたいな感じでも書けますし(笑)。でも字体の感じから、いやらしい感じの大人の恋愛を書こうと決めました。

 曲を聴いた後、タイトルを決めてから字体の感じからインスピレーションを受けて書く場合がほとんどですね。でも逆に「タイトルをこれにしたいな」という時もあります。例えば「世界分之一人」という曲は、それはもう「世界分之一人」というワードをどこかで使いたくて仕方がなくて、元の曲を聴いた時に「あ、これにしよう」と作った曲なんです。

――では「心臓文庫」というタイトルはどこからインスピレーションを得たのでしょうか。

松川 アルバムタイトルは何曲かできた段階で考えるか、全部できてから最後に考えたりする場合が多いです。今回は、今までの歌詞の書き方よりももうちょっとだけ自分が素直になれた様な気がしていて。

 メジャー1作目とかって「自分たちはこうじゃなきゃいけない」という様な、良い意味でも悪い意味でも固定観念みたいなものがあったんです。でもここに来て、変わっていいところと変わっちゃいけないところの境界線が何となく見えてきた。もちろん年齢を重ねたっていうのもあると思うんですけど。

 アルバムの一番最後の曲「相思相逢」で、多分ほぼ初めてだと思うんですけど「ありがとう」という歌詞がLACCO TOWERの中で出て来たんですね。あんまりそういうのを今まで出したことがなかったので、そこに踏み込めたのも自分がより素直になれたところなのかなって気がします。

 本当に、生の心の内を物語として出せている感覚があったので、そういう意味も込めて「気持文庫」と言うよりは「心臓文庫」というか。より生の自分の心の状態を呼んでもらえるような作品に仕上がりました。楽曲的にもおそらくそうだと思います。

――もじったり、言葉遊びでつけたわけではないんですね。

松川 今回はないですね。その方法もちょっと考えたりしましたけどね。昔は「心枯論」とか解体心書」とか心が入っていて。

塩崎 でも「心文庫」にしちゃうと違うなというのが僕たちの中であって。臓器の臓を付けることはエグさっていうか、印象が全然違うじゃないですか。ジャケットを見てもらえば分かると思うんですけど「心臓の中を全部とって、その一冊一冊」みたいなアルバムですね。

■プライベートで音楽は聴かない

――収録曲についてですが、例えば5トラック目の「楽団奇譚」など言葉遊びや韻の踏み方など、凝ったリリックがかなり面白かったのですが。

松川 意外とLACCO TOWERというたまにそういう曲があるんですよね。真一ジェットが持ってきた音源にピコピコしたメロディが入ってるんですけど「こいつ俺にどういう歌詞を付けてほしいんだ」と思う時があって。楽曲が遊んでるなら僕も遊んでやれ、みたいなお互いのせめぎ合いみたいなものがあります。こんな曲で真面目な事を書いてもどうしようもないですし。最近ちょっと歌舞伎を見始めたんですけど「楽団奇譚」は歌舞伎の口上を参考にしています。いよいよ出てきますよ、みたいな感じで。アルバムなのでそういう曲があってもいいなと。

――ということは音楽以外のものからも結構インスピレーションを受けるということですか?

松川 僕、プライベートで音楽聴かないんですよ。少しは聴くんですけど、いわゆる音楽好きの皆さんみたいに常に網を張ってたりということはお恥ずかしいくらいないですね。多分他のメンバーはみんなあるし、啓示とかも好きなベーシストとかいると思うんですけど。どちらかというと作家さんとか本とか演芸の方が好きですね。だから曲だけ聴くよりはMVを観たい派ですね。表現の方が気になるというか。最近は全然関係ないんですけど、数学に興味があって。黄金律とかそういう本をよく読んでてそれに影響を受けているところがありますね。文字の数とか。

――先ほどの「楽団奇譚」でも「さあ飛べ」という歌詞とか一見、4拍子という分かりづらいリズムで言葉が配置されたりしますが、そういう所はその数学の影響と関係がありますか?

松川 曲は先ほどの通り、真一ジェットが作ってきたものなので関係ないんですけど、2文字とか3文字って結構多いんですよ。それこそ1文字とかもあったり。でも1文字なんだけど2つ入れることによってここが半分になるから聴いてる人はこうで、とか。ここまで合わせると5・7・5になってるから、とか変に考えるようになりましたね。全然音楽とは関係ないですけど。

――リズムは数学と密接な関係があると思いますので興味深いです。塩崎さんは何か最近影響を受けたものはありますか?

塩崎 後輩の頑張っているバンドとかには影響、というか刺激を受けますね。それこそ自分らで『I ROCKS』というイベントをやった時もそうでしたけど、おのずとみんな頑張ってきていて。盟友と呼べる様なバンドが全国的にも前線を突っ走っている。そんなバンドたちの絞って絞って出した音源というのは刺激になりますね。

 俺らと同じような状況じゃないですか、ずっと制作とライブと。「このタイムスケジュールでよくこんなの作ったな」って。ビーバー(SUPER BEAVER)やNUBO、マイヘア(My Hair is Bad)とか、back numberだったり。出来立てほやほやを送ってくれたりしますからね。ビーバーなんてマスタリングした夜にデータでくれたりとか。そういうやりとりもあります。

 あとは、何でしょうね。高校野球ですかね(笑)。先日、地元の前橋育英が関東大会で優勝して。まあ嬉しいですよね。極端ですけど「おお、頑張んなきゃ」と思わせてくれるニュースでした。地元からっていうのも結構大きいですね。この前テレビで、番組は違いますけど同じ局でback numberが出た何分後にうちらが出るみたいなこともあって。地元の高校の後輩があれだけ頑張っていたりすると、そりゃあ刺激になりますよ。

――新譜で特に思い出に残っている曲はありますか?

松川 やっぱり「未来前夜」ですね。なんか本当に競馬の最終コーナーじゃないですけど、何かに憑りつかれたかの様に作った気がします。「これで最後だ! どうだ!」みたいな。歌詞なんて数時間しか時間がなかったですけど、その中で出せるもの全部出し切った気がしますし。思い出深いですね。

塩崎 アレンジもざっくりしたものはあったんですけど、曲のAメロ、Bメロ、サビっていう流れの構成ができてなかったんですよ。これができないと録れない(笑)。最初に録るのはベースとドラムだから「次なに!?」となるんです。それがぎりっぎりでできて。これをリードにするっていうのもまだわからない状態でした。

 BPM(テンポ)も「うーん、どうしよう」って。ただ何となく録りながら、何テイクか聴いて「これリードだな」とまだ歌詞もまだ何も載ってない段階で思えた。僕たちの一番得意とするところというか、10曲の中でも「これだ」って思わせるようなメロディなのか、テンポ感なのかコード感なのか、何かがしっくりきたんです。録りながらもう「これメインで絶対MV録る」とか色々想像しながら作りました。

――塩崎さんの思い出の曲はありますか? 凝ったアレンジの曲も結構ありましたけど。

塩崎 今まで一曲目って大体序章っていうか序曲みたいな感じで、イントロが長めな曲が多いんです。インストの曲もあったりして。それが登場のSEみたいな感じで。行くぞ行くぞ感、まあライブを想像すると一人ずつ登場するみたいなイメージ。そうするとやっぱりエッジの効いたというか、ロック調なものが僕たちに合っていると思うんですよね。

 尚且つ、今回の一曲目「罪之罰」はもう行くところまで行った曲だと思う。プログレチックな「これどうやってレコーディングしたの?」と思わせたくらい。でも実はテンポが変わっていない。とにかく、こいつら変拍子やりたくてやっちゃった感は出したくなかったんです。さっきの「楽団奇譚」もそうですけど、いきなり拍子が変わって戻ったり、「相思相逢」なんかは本編とサビのキー(調性)が違ったりとか。そういうのをしれっとやれる様になってきたかなと。一筋縄でいかない様に見せたかったんですよ。

■LACCO TOWERになれたらいいな

――ちなみに「蛍」のアウトロの終わり方が凄く鮮烈だったのですが、あのフェードアウトの終わり方はどの様に決まったんですか?

塩崎 あれはもう絶対ですね。J-POPを聴いてきた僕らに関しては「蛍」こそ90年代なのかな。Aメロ、Bメロ、サビやって、ソロ後の落ちた後の「はい、転調しましたよ」。それでアウトロはループするコードの上でフェードアウトしかけた時に速弾き。これが黄金パターン(笑)。

松川 うち多いですね。ああいう曲だと最後そうなるパターンが。

塩崎 やりながら「やっぱこれ転調してえよな」となって。そしたら満場一致で「よしやろう」と。じゃあやっぱ半音(カラオケで#1つ分)上げようって。全音(カラオケで#2つ分)じゃないんですよ、半音上げる。もう「行きますよ!」の転調だから。

――それは同じ年代で共有してきたものも多いからでしょうね。皆さんの音楽的ルーツはバラバラですか?

塩崎 好きなバンドというのは皆バラバラですけど、中学くらいで音楽に興味が出てきた頃というのはやっぱり普通にテレビから出てくる音楽だったり、ドラマのタイアップだったり。僕はB'zとかそういうところからギターを始めたんですけど。LUNA SEAがいて、X JAPANがいてという。もちろん先輩にBOΦWYがいますし。93、94年とかカラオケのメドレーをやったら全員完璧に歌えますよ。あのミリオン出まくってた時。

松川 僕もそうですよ。本当はミュージシャンっぽくどっかの国のミュージシャンを聴いてましたって言えればいいんですけど、全く聴いてないんですよ。普通にJ-POPで育ってきて、J-POPのバンドのコピーをして。まあ、そこから色々興味出てきたのもありますけど、ルーツというか自分たちが聴いてきたのがそれなんで、どこかで一番いいって思っているのかもしれませんね。

塩崎 ロックはロックで好きなんですけど、財津和夫さんの「サボテンの花」とかも好きで。上の世代が聴いてきたもの、フォークなどとかもLACCO TOWERは影響を受けてるのかなって気がしますね。哀愁メロとか。

松川 ミュージシャンでいうと財津さんが僕の神様なんです。「チューリップ」とかあの辺が凄く好きで。やっぱり僕ら世代は常に音楽と一緒に映像がありましたよね。ドラマだったり、アニメだったりっていうのがあったじゃないですか。今なら携帯でもなんでもすぐ聴けますし、YouTubeもありますから、誰でもすぐに音楽に触れられることが多いんですけど。

 でも、家に帰ってテレビつけてドラマの中で鳴っているのとか、カセットをわざわざ入れて巻き戻して、CDを借りに行ってとか、そういう時代に育ってきたんで。自分が何か音を出して表現したいものってどうしてもそこに帰結するっていうか、あんまり新しいことをやりたいっていうメンバーはそんなにいないんですよ、LACCO TOWERには。流行り廃りももちろん必要だと思いますけど。

 「LACCO TOWERになれたらいいな」という風にどっかで思っているところもあるから、4つ打ちが流行っているからやろうと思わないですし。どちらかというと「LACCO TOWERって説明しづらいけどなんかいいよね」と言われたい。昔のJ-POPってそんな感じだった気がしますし。僕らのロックって多分そういうことだと思うんです。

――LACCO TOWERがそういう日本の音楽の様々な時代の流れの果てに自分たちがいるということに対して自覚されていることが面白いですね。なかなか若いミュージシャンにはできないことだと思います。

松川 バンドとしてエッジを効かせるのって実は凄く簡単な気がするんですよ。それだけやってればいいし、そこだけ突き詰めればいいので。もちろん覚悟がいるし、ある種怖い事だとは思うんですけど。

 でも、そうじゃなくて「自分たちって何なんだろう」って考える方がよっぽど僕は怖い。「自分っていう人間って何だろう」「LACCO TOWERって何だろう」って考える事の方が凄く難しいところがあるんです。思えばずっとそういうことを考えて活動してきた気がしていて。

 言葉遊びで言い方を変えれば定まってないって話なのかもしれないですけど、バンド自体が自分たちの生き方になってきている以上はそこを探すことが僕らっぽくもあるし、ある意味で時代をついてこさせるくらいの力がないと本当の意味で良いミュージシャンにはなれないと思います。そうなるべく頑張ろうと思いますけど。

■ロックとポップ

――何だか最初の「LACCO TOWERって何か」という話に帰ってきた感がありますね。そのまま突っ込んで伺いたいのですが、皆さんにとってロックは何だと思いますか?

松川 啓示とも良く話すんですけど、挑戦し続ける事、出来ないことをやり続ける事っていうのがロックだと思います。ポップというのはポピュラーということなので、一般的に大衆的になろうと思えばいくらでもなれると思うんですよ。

 例えばカメラマンという職業がなかったとしたら、カメラマンになろうというのは凄くロックなことなんですけど、カメラマンがある現状でカメラマンになることはポップなんですよ。もちろんそれだって難しいですよ。凄く大変だと思いますし、立派な仕事だと思う。

 ただ、やっぱり「自分たちって何だろう、じゃあこれやってみようか」「いや違ったな。これだ」と言いながらちょっとずつ探してく、出来ないことにチャレンジしていくということ自体がロックだと思うので。

 周りのバンドを含めて「ロックしてるな」というバンドはいっぱいいます。ジャンル的には凄いポップな奴でも。そいつらもロックだと思うし、僕らLACCO TOWER自体もそういう意味ではロックバンドだと思います。

――つまり音楽そのものではなく態度や心の持ちの問題ということですか?

松川 そうですね。アイデンティティの方がデカいかもしれません。結果論ですからね、出音とかアウトプットしているものっていうのは。そこに至る経緯を、やっぱり人間なんで対面して見て聴いて、感じるものってあると思うんです。

 そうじゃないと芸術とか表現ってつまらないと思うし。絵を表面で見て感動する人がいる様に音楽を聴いて、ライブを見て、文章を呼んで感動する人も絶対いると思うので。それが人と人とのコミュニケーション。それがなくなっちゃうとなんか寂しいなって。それが無いなら何でもいいんですけど、人に歌っている以上はそういうバンドでありたいなって思います。

――今のコミュニケーションというところでSNSの様な新しい人間関係について思うところはありますか?

松川 まあ今あるものはあるもので便利なものが多いので、それをツールとして活用していくべきだとは思います。でも最後にキスするのって人と人じゃないですか。抱きしめるのも人と人じゃないですか。だから、そこがゴールというか、そこに至るまでのツールが色々あるのはいいと思うんです。

 でも、僕らもライブを生業としてきたバンドだから、物事を伝えるという事に関してはやっぱり、最初と最後は直接的なコミュニケーションが僕らとしては嬉しいなと。それで起きる弊害は色々あると思うんですけど、そんな事言ってたら暮らせないですからね。それはその場で解決しあっていくしかない。

塩崎 今まさに発売前に『心臓文庫』の曲をやる「未来演奏会」というイベントをやっているんですよ(既に終了)。知らない曲を披露するワンマンなんで、それを直接伝えられることが僕らの性に合っているというのがまずひとつ。

 それから、みんな初めて聴くわけじゃないですか。その時お客さんの顔を見ると目をつぶっている人も結構いるし、どこ見ていいかわからないままの顔の人もいる。興味がないわけではないと思うんですよ。逆に「そういう顔になるんだ」って初めて知った。

 でも、その中で「未来前夜」はYouTubeで上がっているから皆予習しているわけですよ。だからいきなり顔つきが変わるっていうこととかもライブならではというか。ラジオで発信したり、ツイッターでちょっと流したりとか色々方法があると思うんですけど、ライブで直接効かせるのが一番のツールなのかなと。

 その皆の顔をめっちゃ覚えてるので、CDが出た時どういう顔するんだっていうのもありますね。ほんと始めたてのインディーバンドの時って新曲は先にライブでやるじゃないですか。その気持ちに戻れた。

――それでは最後に読者にメッセージをお願いします。

松川 僕らをこのアルバムで初めて知っていただく人も多いと思いますし、以前からどっかのきっかけで知って戴いていて、今回新しいアルバムって方も多いと思います。ライブでもよく言うんですけど、僕らってあまり聴く段階を選ばないというか、いつ入って戴いてもその人の感情そのままで聴けるっていう曲が沢山あるっていうのが良いところ。今回も良い意味で聴きやすいアルバムになっていると自負しています。こういうタイミングですから色んな人に聴いて、個人個人の気持ちで楽しんで戴ければ嬉しいなと思います。

塩崎 メジャーの2枚目ということもあって今の感情、今の気持ち、今の音っていう意味では本当に自分らのベストだと思っています。10曲通して聴いて戴いて「あ、今のLACCO TOWERこれなんだ」って思っていただければ幸いですね。

(取材・小池直也)

最終更新:6/10(金) 21:00

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