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トヨタ 新型エスティマ、なぜ小変更でも話題になるのか?10年経ってもモデルチェンジしない理由

オートックワン 6月10日(金)17時10分配信

トヨタのマイナーチェンジした新型エスティマを取り上げた記事のアクセス数が、驚くほど多い。

10年経ってもモデルチェンジしない話題の新型エスティマを写真でチェック(画像110枚)

人気記事のランキング上位を独占しているほど。冷静になって考えてみると、マイナー前の月販台数は1000台を下回っている上、今回の変更点といえば安価なタイプの自動ブレーキが付いたこととフロントのデザイン変更のみ。

なぜ皆さん気になるのか?

現在の日本市場の特殊性がハッキリ出ていると思う。まず一つ目の「深刻ですね」は、「トヨタですら日本専用車を作れなくなってきた」というもの。

エスティマの場合、毎月1万台以上売れていた時期もあった。10年前なら2~3年でマイナーチェンジ。4~6年経てばフルモデルチェンジするのが当たり前だったろう。エスティマなど、とっくに新型になってるハズ。

また、10年すれば技術が大きく進化し、シャシはもちろんエンジンや駆動系も一新されて当たり前。なのにマイナーチェンジの内容をみたら、燃費を含め10年前と変わらないハイブリッドシステムだし、普通のガソリンエンジンだって今や当たり前のアイドリングストップさえ付いていない。「コストを掛けられなかった」ということである。

二つ目の「深刻ですね」は、前述の通り技術面で“ほぼ”進化していない車種なのに、アクセス上位になるほどニュース不足だという点だ。

一昔前まで日本で販売されている車種と、海外で販売されている車種は基本的に同じだった。したがって毎年たくさんの新型車がモデルチェンジされていたのである。自動車専門誌などページ不足になるほど。

ナゼ小変更のマイナーチェンジでメディアは主役級扱い?

考えて欲しい。毎月フルモデルチェンジが2車種あれば、専門誌やWEBなどで新車の紹介記事と試乗、ライバル比較などで、毎号6記事くらいの新型車が巻頭グラビアを飾る。

新しい技術どころかエンジンの刷新すらない今回のマイナーチェンジ程度なら、せいぜい白黒ページ半分といったイメージ。なのにエスティマのマイナーチェンジが主役扱い!

どんなジャンルにも言えることながら、二軍同士の試合など盛り上がらない。実際、内容的にもツマらないと考える。

日本市場の販売台数が大きく低迷しているのは当然かもしれません。

今後はどうか?ヒットするかどうか二の次にして、世界市場に出している日本車を売るというのも面白いと考える。勢いがあるベンツは、多くの車種を日本市場に出している。

フロントグリルの変更と、必要最低限といえる自動ブレーキが付いただけでトップニュースになるより、「これだけの変更内容でニュースになるのが理解出来ない」ことが話題に上がるようにならないと、自動車産業の元気は戻らないと思う。

[Text:国沢光宏]

最終更新:6月10日(金)17時10分

オートックワン

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