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ロボのまち「さがみ」の奇妙で希望に満ちた宣伝アニメ

ニュースイッチ 6月10日(金)14時15分配信

そこに普遍的な感動のメッセージがある

 日本に住み、日本を自分の母国のように思う外国人にとって、文脈に即した言語と結びついた深いが、単一の歴史は魅力的ではある。とはいえ、日本のエンターテインメントを理解し評価するのは非常にハードルが高く、中でも日本のアニメはその代表例と言える。もちろん、世界中に日本のアニメファンは大勢いるのだが、同じくらいの人が理解できないでいる。そうした中、ロボットに焦点を当てた宣伝アニメをみつけた。最初はまた別の理解困難な例とも思えたが、神奈川県主催のキャンペーン「ROBOT TOWN SAGAMI 2028」は、非常にうれしい驚きをもたらしてくれた。

<外国人が当惑する場面も>

 手塚プロダクションによって製作されたこの短い作品は、まず登場人物の男性が自分が父親になることを知り、大喜びする場面から始まる。しかし、興奮の最中に悲劇が彼を襲う。危篤状態で病院に運ばれた後、彼は意識不明で横たわる自分の体の上に浮かんでいることに気付き、医師の残酷な診断を耳にする。

 そこに突然、有名な少年ロボットが登場し、素晴らしくも悲劇的といえる未来に彼を連れて行く。ロボットやさまざまな先端テクノロジーに囲まれ、彼がいなくとも非常に幸せそうに暮らしている彼の妻と子供。この部分がまさに、外国人が、奇妙で支離滅裂、キャンペーンに必要とは思われないメランコリックな物語と当惑する場面でもある。

 ここで、その理由についてネタバレさせるつもりはない。最後まで見た誰もが、どの文化にも通じる普遍的な感動のメッセージを見つけることができる。設定には少々不安にさせられるものの、希望に満ちた心温まるフィナーレを持つ素晴らしい物語となっている。そこでの勇ましくも新しい日本経済では、そう遠くない未来に多くの人が現実のものとなると予測しているロボットやIoT(モノのインターネット)が日常生活に組み込まれ、社会に大いに役立てられている。

 紙面やインターネットでこのアニメを話題にすることで、作品自体とその前向きなメッセージの評判がより広まればと願っている。URL(bit.ly/robot-town-sagami)をウェブブラウザーにコピーするか、絵に印刷されたQRコードをスキャンするだけで、手軽に2か国語版を見ることができます。日本人であろうとなかろうと、アニメファンであろうとなかろうと、楽しんでもらえると思う。

リノ・J・ティブキー(『アキハバラニュース』エディター)

最終更新:6月10日(金)14時15分

ニュースイッチ

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