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報酬問題で揺れる富山市議会 中川議員 取材妨害の疑い/富山

チューリップテレビ 6月10日(金)20時32分配信

 議員報酬の引き上げ問題で、市民から、厳しい目を向けられているさなか、富山市議会のベテラン議員に、記者の取材を妨害した疑いが持ち上がりました。

 北日本新聞社は、9日、議員報酬の引き上げについて取材していた女性記者が、富山市議会の最大会派自民党の中川勇会長から、押し倒されて、取材メモを無理やり奪われたとして、暴行と窃盗の疑いで警察に被害届を提出し、受理されました。

 女性記者を押し倒し、取材メモを奪い取った疑いが持ち上がったのは、富山市議会の最大会派自民党の中川勇(68)会長です。

 取材妨害とされるやりとりがあったのは、9日の午後0時半ごろ。
 富山市役所にある自民党会派の控え室での出来事でした。
 北日本新聞社の記者5人が、議員報酬引き上げの賛否などを問うために、複数の市議に対して、アンケート形式での取材をおこなっていたといいます。

 チューリップテレビは、当時の状況を聞くため、北日本新聞社の編集局をたずねました。

 「記者からすると後ろ側から中川さんがやってきて、何をしてるんだということでペンを持つほうの右手をつかんで押したと。ノートとこのバインダー、バインダーの中には取材資料が入っています。アンケート用紙5枚をこう左手に握ってこうやって取材をしていたんですけども、押されたのでしりもちをついた。倒れて。その間にこのアンケート五枚を奪い去られたと、そういう状況だったんです」(北日本新聞社・本田光信編集局報道本部長)

 中川議員から取材妨害を受けたという女性記者の近くで、別の議員を取材していた同僚の記者は・・・。

 「議員はこちらにおられてしゃがんで話を聞いていたところに中川さんが入ってこられて、ここですごく声を荒げて、こちらにいる市議とかにも『答えるな』と声を荒げて、ここでそのまま女性記者は倒された」(同僚記者)

「奪い取ろうとしたことに対して女性記者は抵抗されたわけですよね?」
「やめてくださいと声を出したんですけども、それをかき消し取っていった」(同僚記者)
「その中川さんの行為に対してまわりにいた市議の方は止めに入らなかったんですか?」
「入らなかったですね」(同僚記者)
「そのあともとくにいさめることもなく?」
「そうですね」(同僚記者)

 中川議員は、北日本新聞社からの抗議を受けて2時間半後に取材メモを返却しましたが、「会派の会長である自分の許可を得ずに、ほかの議員に話を聞いたことが問題だ」との主張を展開したといいます。

 「一連の取材を妨害する行為は前代未聞のことだと思います。それについては誠に遺憾に思っていると。憲法で保障されている報道の自由、表現の自由、そういったものを脅かすものだ。知る権利についても侵害していると思っています。これは到底容認できないので強く抗議したいなというふうに思っています」(北日本新聞社・本田光信編集局報道本部長)

 10日の市議会終了後、中川議員に対し、取材妨害についての説明を求めると・・・
「議案に関わっているもんだからそれについてはお答えできません」(自民党・中川勇会長)

チューリップテレビ

最終更新:6月10日(金)20時32分

チューリップテレビ