ここから本文です

健康にいい?「全裸ライフ」の効能を検証してみた

SUUMOジャーナル 6月10日(金)7時20分配信

「家では全裸で過ごす」と公言する人がいる。あえて名前は出さないが「家 全裸 芸能人」などとネット検索すると、そうそうたる人気女性タレントの名前がヒットする。全裸の動機はさまざまだが、なかにはストレスから解放される、健康的になれるといった声も。
真偽のほどは定かではないが、セレブやおしゃれ女優がこぞって全裸ライフを実践しているのは事実だ。これは試してみるしかあるまい。

全裸の効能を検証してみることにした(※記事中に全裸の写真は一切出てきません)。

■葛藤でなかなか脱げない

「全裸になるとストレス解消になる」
「時間に束縛される毎日なため、服には束縛されたくない」

これは、とある多忙なトップアイドルが発言したとされる、全裸になる理由だ。裸族な彼女は、アイドルという偶像を演じるストレスを、文字通り裸になることで発散しているのかもしれない。

さて、さっそく検証を試みたいと思うが、ひとつ問題がある。それは被験者である私がおっさんであるということだ。セレブでも女優でもない中年男が家で全裸になる記事を、果たして世界に発信していいのだろうか? 何らかの条例やコンプライアンスに引っ掛かりはしないだろうか?

小一時間悩んだ結果、私はそれを決行することにした。おっさんだって、解消したいストレスはそれなりに抱えているのだ。

そして私は服を脱ぎ捨てた。

【画像1】自由になれた気がした(写真撮影:榎並紀行)

■素っ裸になって見えてきたもの

「お父さんがパンツ一丁でうろうろして気持ち悪い」。年ごろの娘が父を嫌悪する理由のひとつだろう。しかし、それがなんだ。こちとらパンツすら履いていない、モノホンの全裸である。娘がいたら絶交されていたところだろう。

ともあれ、一糸もまとわないというのは、かくも安心できない状態なのか。風呂で脱ぐのとはワケが違う。とにかく明るい午後の日差しが、私の裸体をまぶしく照らしている。落ち着かない、とにかく落ち着かない。
服を着ることにより保たれていた社会性やヒトとしての文化を放棄してしまった、そんな危うさを本能が感じているのかもしれない。つい意味もなく部屋中をウロウロしてしまう、全裸で。

だが、冷静に考えれば私はひとり暮らしで、全裸をとがめたり心配して注意してくれる家人はいない。それはそれで悲しいことではあるが、真っ昼間からリビングで気兼ねなく全裸になれるのは、私が自由である証なのだ。いい年した独身一人暮らしは、寂しくなったら服を脱いでみるといい。自由を実感できると同時に、そこはかとない幸福感が押し寄せてくる(たぶん)。

さて、3時間もたつと全裸の違和感は消え去り、まるでずっと昔からそうしてきたかのように、その状態が自然なことになった。脳が原始時代に退化したのかもしれない。めでたく裸族の誕生である(めでたいのか?)。

すっかり心が落ち着いたところで、読者のみなさまが気になっているであろう「全裸の効能」にまつわる疑問に、一つひとつ答えていこう。

【Q】着衣の締め付けがなくなり、呼吸が楽になるって本当ですか?
【A】最初は精神的に落ち着かず、むしろ呼吸は荒くなった。しかし、最初の3時間を乗り越えれば全裸が身体になじみ、着衣なしの解放感を味わう余裕が出てくる。呼吸だけでなく、心も穏やかになったような気がしないでもない。

【Q】全裸になると、いつも以上に体型を気にするようになって痩せるって本当ですか?
【A】確かに各部の肉付きが気になる。だが、それも3時間を越えると慣れてきて、恥じらいは消える。それどころか、だらしない身体をむき出しにして生活している状態に、妙な興奮を覚えてしまう。

【Q】全裸で椅子に座ったりベッドに寝たりして、汚くないんですか?
【A】直に触れてしまうからこそ、いつもより入念に身体を洗うし、ウォシュレットを多用するようになる。意識してキレイな身体でいようと思うので、むしろ清潔である。

【Q】これからも全裸ライフを続けていきたいですか?
【A】常に全裸でいるかどうかは別として、またやりたいかと聞かれれば答えは“YES”である。

いかがだろうか。「全裸生活に興味はあるけど、最初の一歩が踏み出せない」。この記事がそんな人の背中を押すきっかけになれば幸いである。だが、晴れて裸族になれたとしても、油断してそのまま家を出てしまわないよう、くれぐれも注意してほしい。

榎並紀行(やじろべえ)

最終更新:6月10日(金)7時20分

SUUMOジャーナル