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農の匠が技術伝授、加賀野菜の栽培手引き 第1弾は金時草

北國新聞社 6/10(金) 2:57配信

 市農業センターは加賀野菜の生産拡大、品質向上を目指し、栽培方法を紹介する手引きの作成に乗り出す。市が認定する「農の匠(たくみ)」など、優れた技術を有する農家の知恵をまとめ、年明けにも若手生産者らに配布する。金時草を皮切りに、生産量の少ない品目を中心にマニュアル化を進め、センターは担い手の育成につなげる。

 第1弾の金時草栽培の手引きは、13年度に「農の匠」に認定された西佐一さん(73)=湖陽1丁目=の協力を受けて作成する。西さんから、土作りをはじめ、苗の植え方、温度管理、収穫手法などを詳細に聞き取り、鮮やかな赤紫色に仕上げ、大ぶりに育てるこつを伝える。イラストや写真をふんだんに盛り込み、分かりやすく表現する。

 2014年度末時点で市内では農家45軒が金時草を生産している。首都圏など県外からの需要が高まっていることから、生産者を増やし、販売強化を図るため、同センターが手引きの活用を呼び掛ける。

 同センターは今後も、ベテラン農家の技術を取り入れた手引きを順次作成し、未経験者が加賀野菜の栽培に挑戦しやすい環境を整える考えだ。一般の市民にも希望があれば配布し、役立ててもらう。

 センターの担当者は「初めて栽培に取り組む人はもちろん、現在育てている人も品質を高めるために利用できる内容としたい」と話している。

北國新聞社

最終更新:6/10(金) 2:57

北國新聞社