ここから本文です

観光列車で恋火ともして のと鉄道、車内で絵馬配布

北國新聞社 6月10日(金)2時57分配信

 のと鉄道(穴水町)は10日から、観光列車「のと里山里海号」を利用するカップルや夫婦にハート形の「恋火(こいび)絵馬」を配布する。絵馬に願い事を書いてもらって回収し、地元の塩津かがり火恋祭りにちなみ「恋火駅」の愛称を持つ笠師保駅(七尾市)に飾り、7月23日の祭り当日、唐島神社に奉納する。ロマンチックな物語にまつわる祭りや沿線をアピールし、恋人たちの行き交う駅を目指す。

 絵馬は、金沢美大視覚デザイン研究室の後藤徹教授が手掛けた。のと鉄道でかつて使われていた車両の色と恋の炎をイメージしてオレンジ色とし、駅名標をモチーフに漢字とアルファベットで「笠師保・恋火」と書かれている。

 絵馬は500枚用意し、列車内でカップルや夫婦など希望者に渡す。裏面に願い事を書いてもらい、アテンダントが回収する。回収した絵馬は祭りまで、笠師保駅ホームに飾られる。

 祭りは、七尾市中島町塩津地区にある山手側の日面(ひめん)神社と海側の唐島神社の祭礼で、神輿やキリコを乗せた船が海に繰り出し、男神「日面神」と女神「唐島の神」が逢瀬(おうせ)を遂げる。

 笠師保駅はのと鉄道で唯一列車の行き違いのない単線の駅であることから、同鉄道では「恋人たちの行き違いのない駅」としてPRしている。昨年には金沢美大や七尾東雲高と連携し、駅舎やホームをオレンジ色などに塗り替えたり、待合室にハート形の組子細工をあしらったあんどんを飾ったりした。

 のと鉄道の山下孝明社長は「沿線や地元の祭りのアピールにもなればうれしい。列車を利用して、何度も訪れてもらえるような駅にしたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:6月10日(金)2時57分

北國新聞社