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清新な輝き、新たに 総合花展金沢展、10日から後期

北國新聞社 6月10日(金)2時57分配信

 金沢21世紀美術館で開催中の第21回総合花展金沢展(石川県いけ花文化協会、北國新聞社主催)は9日、前期の最終日を迎え、閉場後には10日から始まる後期展の生け込みが行われた。大作、中作、普通作の計163点が新たに生けられ、出品者らの創意が会場を清新な輝きに包んだ。

 後期の出品者は、閉場後に花材を抱えて会場入りし、自然が生み出した造形美を生かしたり、野の風情を描いたりと、花材と真剣に向き合いながら、夜遅くまで制作に当たった。

 美術館の天井の高さを生かそうと、2メートル近くあるニューサイランを何枚も生けた出品者は、水盤から伸びる葉のバランスに苦心しながら調整を繰り返した。

 新緑のモミジやスモークツリー、ユリなどを生けた作者は、雨にけむる梅雨をイメージしながら、花材の表情を引き出した。

 自宅に咲くアジサイがここ数日で赤く色づいたことに喜び、古い籠にタケノコやアスナロと取り合わせて仕上げた作家もいた。

 全期間展示される専務理事、常務理事の特別大作9点も後期に備え、花材や水が入れ替られた。

 後期展には特別大作も含め172点が並ぶ。期間は10~12日で、入場料は500円(中学生以下無料)となっている。

北國新聞社

最終更新:6月10日(金)2時57分

北國新聞社