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ゲームクリエイター、雀士、棋士が『人狼』のスペシャリストたちと頭脳バトル! “アルティメット人狼6”リポート

ファミ通.com 6月11日(土)7時1分配信

文・取材:ライター 西川くん

●第1部は驚愕の展開に、第2部は緊張感溢れる戦いに!
 2016年6月5日(日)、渋谷・Red Bull Studios Tokyo Hallにて、『人狼』を題材とするイベント“アルティメット人狼”の第6弾となる“アルティメット人狼6”が開催された。

 “アルティメット人狼”では、『人狼』にハマっている各分野のスペシャリストたちが集まり、舞台上で『人狼』のプレイを生披露する。ニコニコ生放送で毎回10万人以上の視聴者を集める人気ゲームイベントだ。

※“アルティメット人狼6”ニコニコ生放送のタイムシフト視聴ページは→こちら

 まずは主催を代表し、“人狼伝道師”こと眞形隆之氏が挨拶。続いて、今回の司会進行を務める“人狼TLPT”の渡邊隆義氏(仕立屋テイラー役)と、天の声としてゲームをサポートする七城ナナ氏が紹介された。なお、“人狼TLPT”とは、人狼を題材に即興劇を行う人狼のスペシャリストたちのことで、その出演者たちが“アルティメット人狼”にも出演するのが恒例となっている。

 続いて、『人狼』のゲームスペースを渋谷と秋葉原にて運営している“人狼ルーム”の阿部洸希氏、渡部慎也氏が登場し、今回のゲームにおけるルールが説明された。両名は、今回のイベントの裏側でゲームマスターとして、ゲームの進行も務めている。

 ルール解説の後は、いよいよ「アルティメット人狼」、「開戦です!」というステージと観客とのコール&レスポンスでイベントがスタート。本イベントは、第1部2戦&第2部2戦の、2部構成となっている。本リポート記事では、今回行われた戦いの見どころをピックアップしてお届けしていこう。

●第1部は、人狼TLPT軍VS『ドラゴンクエスト』軍のバトル!
 第1部の参戦者は、以下の通り。第1部は人狼TLPT軍と、“『ドラゴンクエストX』TV”軍に、イシイジロウ氏と坂本英城氏が混じるという形に。“『ドラゴンクエストX』TV”の出演者たちは、それぞれ『ドラゴンクエスト』のキャラクターの衣装を着て登場。ちなみにこれらの衣装は、それぞれ出演者の手作りとのこと。また、効果音や小道具もすべて作品にまつわるものに。『ドラゴンクエスト』の生みの親である堀井雄二氏も迎え、『ドラゴンクエスト』生誕30周年に相応しい対決となった。

 “アルティメット人狼”では、処刑者が決まったつぎの日までのインターバルを“幽霊タイム”とし、処刑者たちとのゆる~いトークや告知、自己紹介などが展開される。それに加えて、第1部では幽霊タイムの前に、処刑者がピコピコハンマーで叩かれるという、処刑シーンの演出が登場! あんな人が、こんな人を叩いたり……!?

●初戦は『ドラゴンクエスト』の職業がバトルの鍵
 まずはそれぞれ、参戦者が自己紹介しつつ、全員が『ドラゴンクエスト』30周年へのお祝いコメントを堀井氏に贈る。堀井氏も「30年も続くとは思いませんでした」と感無量の様子。
 自己紹介が終わり議論がスタートすると、さっそく齊藤氏から作戦の提案が。それは『ドラゴンクエスト』の戦士、武闘家、僧侶、魔法使い、遊び人の中から好きな職業を順番に言っていくというもので、この作戦によって、「狼はグループを作ろうとするのでは?」、「最後に挙手した人は、グループに入ることによって疑いの目を向けられないようにしたのでは?」などといった推理のポイントが多く作られることになった。

 1日目の最後にはイシイ氏、坂本氏、初美さんの決戦投票に。坂本氏が投票するときには、謎のヴァイオリニストが登場し坂本氏の推理タイムを演出したりと、笑いが起きる中、坂本さんが預言者、初見さんが霊媒師をカミングアウト。そして、本イベント初の犠牲者は、イシイ氏となった。
 2日目に入り、ノエルは預言者、クリスは霊媒師だと名乗り出て、一気に議論は白熱。どちらが本物なのか? という疑惑を抱きながら進む推理バトルだが、終盤にさしかかるにつれて、初日に始めた『ドラゴンクエスト』作戦が功を奏していく……!

●イシイ氏が巧みな話術で魅せる人狼を披露!
 役職を宣言した人たちの中で、誰を信じるか? という『人狼』の醍醐味と、作戦がうまくハマり綺麗に着地した初戦。第2戦でもさまざまな作戦が提案される中、採用されたのは、メンバーを人狼TLPT軍と『ドラゴンクエスト』軍に分けて、クリスと堀井氏がジャンケンし、負けたほうの軍のメンバーに投票していこうというもの。堀井氏がみごとに勝利すると、初日から議論は一気に加速。状況がまずくなったことで、イシイ氏、ノエルが預言者を宣言すると、霊媒師には初美さん、ドリスが手を挙げることに。しかし、投票の結果ドリスが犠牲になることが決定し、初日から波乱の幕開けとなった。

 2日目にはイシイ氏に黒判定を宣言されたクリスが犠牲となるが、その投票結果などから3日目からは、ふたりの預言者のどちらを信じるか、というイシイ派、ノエル派で完全に二分化。そのまま4日目、5日目と進み、最後は初美さんがどちらの軍を信じるのか? という、究極の選択を迫る展開に。イシイ氏が初美さんの人心を掌握しようと、必死の説得を迫る中、最後には驚きの結末が!! はたして、どちらの軍勢が勝利するのか……?

●ゲームロジックのプロたちの、四つ巴の戦い
 休憩を挟み、夕方からスタートした第2部の参戦メンバーは以下の通り。“アルティメット人狼”といえば、さまざまな分野から参戦者が集うのも魅力のひとつ。ゲームクリエイター、プロ雀士、将棋棋士、人狼TLPTといった、バラエティー豊かなメンバーで戦いがくり広げられる。


●白熱しすぎたひとつのミスが、思わぬ結果に!
 自己紹介時には、大浜さんがデイジーを口説いてビンタをされたり、武中さんが狼の帽子をかぶって登場したため真っ先に狼を疑われたりと、笑いに満ちた立ち上がり。議論がスタートしても、デイジーが「大浜さんにビンタしろって言われたので怪しい!」と、真相を暴露すると同時に疑いをかけるなど、ゆる~い空気で話し合いが進む。些細な発言などから村中さんが黒なのでは? と、薄い疑惑がかかるが、村中さんは議論を動かすために預言者を宣言。すると大浜さんも対抗でカミングアウトし、空気は一変してシリアスムードに。あまり発言数のなかった大野氏、中田さんに投票数が集まるが、大野さんは大胆にも投票中に霊媒師を宣言し、仕方なく中田さんが犠牲という形で1日目は終了。

 2日目は、初日最後に霊媒師をカミングアウトした大野さんに対し、デイジー、児玉さんがさらに霊媒師の対抗宣言をし、これで霊媒師を名乗ったのは3人という状況に。誰を信じるか、メンバーの意見も分かれる。
 3日目、4日目もヒントがなく、霊媒師を消していくという展開に。その結果、村中さん、大浜さんの預言者ふたりの戦いとなる。6日目まで続く白熱した長期戦となり、最後までジリジリとした2択を迫る展開がくり広げられる。ピリピリとした空気の中、村中さんが熱くなってしまい、投票先のミスをし窮地に立たされてしまうが、それが逆に陣営の勝利へとつながっていくのだった。

●参戦者も悩みまくりな、究極の最終戦!
 ニコニコ生放送はプレミアム会員限定での配信となった第2部の第2戦。まずは香川さんが、参加者全員で手をつなぎ、自身が宣言したい役職をいっせいに宣言するという作戦を発案。預言者は右手、霊媒師は左手を挙手するというもので、手をつないでいるふたりのどちらが主導で挙げたのかは分からないが、1日目にしてすべてのカミングアウトを促せるというわけだ。このような斬新な作戦が楽しめるのも“アルティメット人狼”の醍醐味だ。

 作戦の結果、ダンカン、児玉さんの預言者がふたり、デイジーのみ霊媒を宣言という状況となり、1日目は模索しながら終了。しかし、2日目には、霊媒を宣言したデイジーは投票時に、「私は狂人です!」と驚愕の宣言! 霊媒師ひとりなので狼に噛まれたくないのか、それとも事故を恐れてなのかわからないまま、デイジーは結局、狼に噛まれてしまうが、ここでイシイ氏が霊媒をカミングアウト。オーソドックスな読みあいではない、空中戦がくり広げられ、観客含めて全員が唸りながら悩む展開となった。その中でも、高度な推理戦の最中に、中田さんが悩みすぎて「……困ってると言いたい!」という発言はこの戦いを象徴するひとことだろう。結果を決定づけた、イシイ氏の奇策も必見だ。

●“アルティメット人狼7”の開催が決定!
 今回も多彩なプレイヤーによる白熱した戦いで、大いに盛り上がった“アルティメット人狼”。各バトルの結末が気になる人は、ぜひ“アルティメット人狼6”ニコニコ生放送のタイムシフト視聴を見てほしい。

 そしてイベントの最後には、早くも第7回“アルティメット人狼7”の告知が飛び出した。開催予定日は10月1日(土)、会場は第5回と同じく東京・新宿フェイスを予定しているとのこと。楽しみに待とう!

最終更新:6月11日(土)7時1分

ファミ通.com