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ゼロ戦?米軍機? 謎の航空機の残骸発見 沖縄・国頭の山中

沖縄タイムス 6月11日(土)10時5分配信

 沖縄県国頭村史編纂(へんさん)委員会の宮城樹正副委員長(69)がこのほど、村内の辺野喜の山中で航空機の残骸とみられるジュラルミンの部品を見つけた。「沖縄戦で米軍機に撃墜された日本軍ゼロ戦の残骸がある」との情報に基づいて捜索した。戦後は米軍機の墜落記録もあるが、どの機体なのかは不明。編纂室が情報提供を呼び掛けている。
 宮城さんは林業に関わっていた弟の樹史さん(60)の案内で我地林道から県有林へ。ことし伐採された場所で破片を見つけた。
 日本軍戦闘機のゼロ戦については確かな記録はない。一方、編纂室には本紙1953年2月2日付の「米軍用機、国頭山中に墜落 9人の死体発見、機と共にバラバラ」との見出しの記事がある。
 その記事などを手掛かりに、宮城さんは当時救助活動に参加した森根俊雄さん(93)=楚洲=を訪問。森根さんは「遺体をカシガー(かます)に入れて道なき傾斜地を運び、上下の服が血で染まった。恐ろしく、きつい作業だった」と振り返った。発見されたジュラルミンについて「米軍機の破片が飛んでいったものではないか」と推測した。
 村内の山中での米軍機墜落事故はほかに、75年6月安波ダム工事現場、85年10月辺野喜山、88年10月伊湯岳の3件の記録がある。情報提供は村史編纂室、電話0980(41)3021。(山城正二通信員)

最終更新:6月12日(日)19時28分

沖縄タイムス