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【レビュー】ASH DA HERO、世界を切り取った「Everything」リリックビデオ公開

BARKS 6月11日(土)16時27分配信

ASH DA HEROが、6月15日にリリースするフルアルバム『THIS IS LIFE』より、リード曲「Everything」のリリックビデオを解禁した。

◆「Everything」リリックビデオ

つい先日、映画監督の平波亘によりショートフィルム風に仕上げられた同曲のミュージックビデオが公開されたことは記憶に新しい。
そこでは愛や暴力、赦すこと、責めること、喜び、憎しみなど世の中に渦巻くあらゆる感情が、3人の登場人物から派生した人間模様で表現され、ASH DA HEROは「答えはあなた次第で構わない」、見る者によって解釈の仕方が異なる作品だと語っていた。

では、それから約2週間という短い期間で放たれるリリックビデオとは、一体どんな内容なのか、だ。

まずしっとりとしたピアノのイントロにのせて地球上のどこかの風景がゆっくりと流れていく。すると、ほどなくしてモノトーンで描かれていた景色はドラムをきっかけに鮮やかに色付くという、思わずハッとさせられる演出から盛大に幕を開けた。リリックビデオは、世界各国の映像と写真を組み合わせて構成され、世界中で生きる人々の何気ない一瞬を切り取った“日常”が映し出されたものだった。

私は、とても小さな島国である日本から一度も出たことがない。外国の様子はテレビやインターネットを通してしか見たことがなく、今回のリリックビデオを見て、改めて自分の暮らす世界の狭さを身にしみて感じた(もちろん、それが悪いことだと言うつもりはないが)。

曲中では以下の歌詞が繰り返される。

  ◆  ◆  ◆

Everything happens for a reason
Everything is going wrong
Everything is gonna be alright

  ◆  ◆  ◆

「すべての出来事には意味がある」
「すべてうまくいかない」
「すべてうまくいく」

ASH DA HEROは、“正しさ”も“間違い”も、すべては二律背反であると歌っているのだろう。何が正しいとか間違っているとか、それを追求したところで答えは見つからない。そして、狭い世界で自分の正義を振りかざすことになんの意味があるのか? 争うのはやめにしようというメッセージを投げかけているのではないか、と。アルバムに収録されている全10曲のうち、「Everything」はストリングスとコーラスが特に大きな存在感を示す楽曲でもある。ストリングスがバンドサウンドと絡み合い生まれた分厚い音は、そのメッセージをより大きく強くして心に訴えかけてくる。

“友達を大切にしましょう”と教わったのは、いつの日のことだったろう。<想い合えばきっと>と歌詞にあるように、まずは身近にいる人を大切にして生きること、大切なものを忘れないこと、これができたならきっと優しく生きていけるのではないだろうか。

この映像を見終えたとき、あなたにとっての大切な誰かの顔が頭に浮かんだらいいなと思う。

文◎高橋ひとみ(BARKS)

New Album『THIS IS LIFE』
2016年6月15日(水)発売
¥2,315+税
CRCP-40464(CROWN STONES/日本クラウン)
1. Overture
2. You Gotta Power
3. Anchor
4. Everything
5. いつかの街で
6. 上京難民
7. Never ending dream
8. 生命のリレー
9. One Hundred Years Later
10. HELLO NO FUTURE

<ASH DA HERO ONE MAN TOUR 2016 「THIS IS LIFE」>
7月27日(水)東京 : TSUTAYA O-West
8月19日(金)大阪 : 大阪 MUSE
8月26日(金)名古屋 : Electric Lady Land
開場 18:00 / 開演 19:00(全日程共通)

最終更新:6月11日(土)16時27分

BARKS

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。