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朝ドラ『とと姉ちゃん』西田征史と大河ドラマ『真田丸』三谷幸喜との共通点【脚本家考察】

dmenu映画 6/11(土) 7:40配信

NHKの連続テレビ小説『とと姉ちゃん』、大河ドラマ『真田丸』がともに好調だ。
朝ドラは朝食のようなものだ。朝にふさわしい重すぎず、軽すぎず、ちょうどよいストーリーが毎朝求められる。そんなバランスの良い朝食ならぬ朝ドラの脚本を手掛けている西田征史が注目されている。その人気の秘密を探るうちに大河ドラマ『真田丸』を手掛ける三谷幸喜との共通点が見つかった。

■向井理を生放送で泣かせた男 西田征史とは?

あまり感情を表に出さず、クールな印象の俳優・向井理が生放送で涙を見せた。4月8日に放送された『あさイチ』(NHK総合)でヒロインの叔父役で出演中の『とと姉ちゃん』で向井と旧知の仲である西田とのエピソードを披露していたときのことである。「今回は、脚本家の西田(征史)さんの当て書きで、昔から僕のプライベートの事も知っている人が書いているので、やりやすい」とコメントどおり信頼関係も厚い。西田は芸人を辞めて脚本家に転身した経歴を持つ。転身から16年あまり経ち、ようやくその才能が認められたのだ。向井は全国ネットで生放送という場面にも関わらず、思わず涙があふれてしまったのだろう。

西田征史は1975年東京生まれ。中高大と学習院で学び、芸人の道へ。お笑いコンビ「ピテカンパブー」を結成。同期はおぎやはぎ、バカリズムなどがいる。5年の芸人時代を経て、2000年に脚本家へ転身した。注目されたのは向井が出演した2008年の映画『ガチ☆ボーイ』。その後、嵐の大野智主演ドラマ『魔王』(TBS)、『怪物くん』、亀梨和也主演の『妖怪人間ベム』(ともに日本テレビ)といったジャニーズタレントが出演する番組や舞台などを手掛けてヒット。アニメでは根強いファンを持つヒーローバディ作品『TIGER&BUNNY』の脚本も担当した。

■西田・三谷の共通点1「舞台と映画 作・演出・監督作品でヒット」

現在、朝ドラを手掛ける西田と大河を担当している三谷の共通点の1つは「作・演出・監督を務めた舞台と映画のヒット作品があること」。実は宮藤官九郎はこの快挙を成し遂げていない。西田征史の代表作は『小野寺の弟・小野寺の姉』。自身が書いた小説を舞台化し、2014年には映画化した。互いを思い合いながら二人暮らしをしている姉を片桐はいり、弟を向井理が舞台と映画で好演した。舞台はチケットが入手困難でプラチナ化。西田はこの映画で監督デビューし、2014年の報知映画賞新人賞を受賞している。三谷幸喜は1997年の映画『ラヂオの時間』がそれにあたる。唐沢寿明が主演のラジオ局を舞台にした群像劇でまるで芝居を見ているような長回しのシーンは当時話題に。ベルリン国際映画祭でも公開され、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

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最終更新:6/11(土) 7:40

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