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台風発生いまだゼロ 7月以降に集中? 警戒怠りなく

日本農業新聞 6月11日(土)14時56分配信

 例年なら5月までには発生する台風が今年は6月10日になっても発生していない。1998年以来で、観測史上4番目の遅さ。台風が生まれるフィリピン近海に高気圧が張り出しているためだ。

 台風は年平均で25.6個発生し、4月は0.6個、5月は1.1個と、例年は複数発生している。昨年は12カ月連続で発生したが、今年は発生がいまだにゼロだ。過去に発生が遅かったのは98年7月9日、73年7月2日、83年6月25日。今年は52年6月10日午前3時の記録を更新した。

 気象庁によると1号の発生がずれ込んだ年の大半が、エルニーニョ現象がピークを迎えた翌年だった。現在、2014年に発生した同現象は終息したが、インド洋の海面水温が依然として高く積乱雲の発生が活発化。一方、フィリピン近海が高気圧に覆われ、積乱雲の発生が不活発で台風ができにくい。同庁は「熱帯の大気循環が変化している」(予報課)と説明する。

 発生が遅いからといって被害がないとは限らない。最も遅かった98年は7月以降16個発生。9月には7、8号が上陸し、近畿を中心に大雨、暴風となり死者も出た。同庁は「7月以降に集中する恐れがある」と話す。

日本農業新聞

最終更新:6月11日(土)14時56分

日本農業新聞

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