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釈放の中国男性強制送還 千葉県警、捜査は継続へ 習志野の女性殺害

千葉日報オンライン 6月11日(土)11時49分配信

 千葉県習志野市茜浜で2013年6月、同市谷津、派遣社員、広畠かをりさん=当時(47)=が殺害された事件で、県警が殺人容疑で逮捕し、千葉地検が処分保留で釈放した中国籍の無職男性(50)が、中国に強制送還されていたことが10日、捜査関係者への取材で分かった。男性は釈放後のことし3月、在留資格が切れているとして東京入国管理局に身柄を引き渡されていた。

 男性は東京都内での窃盗事件で14年9月に東京地裁で懲役1年6月の有罪判決を受け服役していたが、ことし3月に府中刑務所(東京都府中市)を出所。県警は13年6月に同市茜浜の遊歩道沿いの緑地帯で広畠さんの首を圧迫して窒息死させた疑いで、出所日の朝に男性を逮捕していた。

 地検は同月24日、「起訴するに足る証拠が収集できなかった」として男性を釈放。入管難民法では、出国期限を経過して国内に残留する者は退去強制・刑事罰の対象となるため、地検は同日、東京入管に男性の身柄を引き渡していた。

 県警は殺人容疑などでの捜査を継続する。

 日中間には、容疑者を受け渡す国際ルールの「犯罪人引渡し条約」が結ばれていない。

最終更新:6月11日(土)11時49分

千葉日報オンライン