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「退社学校」に集まる韓国大企業のサラリーマン

ハンギョレ新聞 6月11日(土)7時36分配信

サラリーマン異色講座

デンマークの市民学校を真似て作った講座に
20代新人社員や30~40代のサムスン・マンも
創業の夢、新しい進路、人生の意味を問う

大企業就職5年目のイさんの場合

 誰もが羨む大企業に入社して5年勤めている。会社の意思決定構造や組織文化に疑念を感じることが多いが、会社を辞めるつもりはない。退社を行動に移す人たちの話を聞き力を得たかった。

40代後半のサムスン・マンの場合

 退社後の人生について真剣に悩んでいる。退社時期で悩んでおり、開発業務の経歴を生かして創業したい。創業の過程をあらかじめ経験し、創業後のリスクをできる限り小さくしたい。

20代新入社員のナさんの場合

 職場の仕事を通じて達成感を味わいたかったが、業務に追われ、どんな仕事をしたいのか分からなくなる。お金を儲けたいと思って入社した。これ以上遅れてしまう前に、自分が本当に好きな仕事を探してみたい。

 背広の内ポケットに辞職届をしまっていると言われる、この時代のサラリーマンたちが、職場の上司に内緒で「退社学校」に集まっている。退社と転職を真剣に悩んでいる彼らは、新人の新入社員から40代後半の幹部まで様々だった。この退社学校は、サムスン電子で働いていたチャン・スハンさん(31)が、退職で悩む会社員たちを助けるため先月15日に設立したオフライン講座プラットフォーム(http://t-school.kr)だ。退社を考える彼らが「一生食べていける面白い仕事を見つけ、決心できるよう支援する」のが設立の趣旨だ。

 チャンさんも昨年、辞表を提出して会社を出た。「入社した時から、生涯会社に骨を埋めるという考えの代わりに、仕事を学んでいきたいと決めていた」、「残業や週末勤務までして業務を終わらせていたが、成果がそれなりに反映されないと空しくなり、自然に退社を決心するようになった」。

 退社学校はデンマークで運営中の「市民学校」からアイディアを得た。市民学校を訪ねるデンマークの人たちは、関心分野を探し、集中的に勉強して特技を発掘している。チャンさんは「退社後の損失を減らせるための様々な経験が必要だ」と説明した。この学校の講義には、会社を辞めて料理士、弁護士、作家などに変身した先輩の退職者たちが受け持っている。毎月1~2回ずつ、10人余りを対象に行われるが、すぐ締め切られる。講義は講師たちが多様な退社の経験を伝え、受講生たちと一緒に退社ノウハウを分かち合うやり方で進められる。

 「退社学概論」を講義するチャンさんは「健康な退社が奨励されるようになってもらいたい」と話す。 「私たちが住む時代で雇用の縮小は避けられないし、産業の変化で退社と転職が増えるしかないのが現実ではありませんか」と話すチャンさんは、こう指摘する。「企業も退社を隠そうとする否定的な認識から脱し、退社を考える人のためのプログラムを作り、支援するムードを作るべきです」

パク・スジン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:6月11日(土)7時36分

ハンギョレ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。