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コアジサシ、手取川に戻る 昨年、濁水影響で見られず

北國新聞社 6月11日(土)3時1分配信

 県のいしかわレッドデータブック絶滅危惧Ⅰ類に指定される渡り鳥のコアジサシが、白山市の手取川に2年ぶりに飛来し、子育てに励んでいる。昨年は濁水の影響で姿が見られなかったが、今年は50~60羽が確認された。コアジサシは河口から1キロほどの中州で巣を作っており、愛好者らが見守っている。

 コアジサシはカモメ科の渡り鳥で、草が少ない場所を営巣地として好むとされる。2004年から観察を続ける美川自然人クラブによると、コアジサシは例年4月下旬から8月中旬にかけて手取川で見られ、多いときには200~300羽ほどが飛来する。

 昨年は川の濁りが激しく、飛来が確認されなかった。今年は5月下旬ごろから、群舞や卵を温める様子が確認された。同クラブの藤木克彦理事長(61)は「手取川にコアジサシが戻りほっとしている。油断はできないが、今後も定着してほしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:6月11日(土)3時1分

北國新聞社