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「珠洲に移住」機運高まる、4、5月に相談15件 芸術祭で市外作家ら

北國新聞社 6月11日(土)3時1分配信

 珠洲市で今年度、同市への移住を目指す機運が高まっている。4、5月に寄せられた移住相談は15件に上り、過去に例がないハイペースだ。市によると、首都圏や金沢市周辺で活動する作家からの相談が多く、来秋に珠洲市内で開催される奥能登国際芸術祭(北國新聞社特別協力)に向け、同市に創作拠点を設けようとする動きが見られる。市は6月補正予算案で移住者を対象とした家賃補助費を積み増し、受け皿を整える。

 珠洲市によると、2カ月間で15件もの移住相談が寄せられるのは、過去に例がない。奥能登国際芸術祭に出品予定の作家や、芸術祭期間中に珠洲で作品展示を考える美大生から「創作拠点に適した物件はないか」との問い合わせがあった。

 市はUIターン者向けに家賃補助制度を設けており、昨年の申請数は5件だったが、今年は5月末までに7件と増加傾向にある。市は今年度当初予算で補助費300万円を計上したが、申請件数の増加に対応し、補正予算案で約180万円を追加する方針である。

 市の担当者は「芸術祭開催や移住実績の多さが、新たな移住者を招く呼び水になっている」と分析している。市は5月にUIターンを支援する組織「すず里山里海移住フロント」を発足させ、移住者の意見も参考にUIターンの取り組みを進めている。

北國新聞社

最終更新:6月11日(土)3時1分

北國新聞社