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駅前別院通り、表看板に復活 金沢、愛称「ふらっと」改め

北國新聞社 6月11日(土)3時1分配信

 駅前別院通り商店街は、別院通り口交差点付近の看板を新調した。通りの表記を、18年前につけた愛称「駅前ふらっと通り」から昔ながらの「金沢駅前別院通り」に戻した。観光ガイド本などでは「別院通り」と表記されることが多く、北陸新幹線金沢開業後に増える県外客に対応した。

 看板は高さ約2メートル、幅0・4メートルの金属製で、県道13号沿いに、商店街が県の許可を得て設置した。

 此花町から安江町に抜ける約300メートルの一方通行の市道は、戦前から「駅前別院通り」と呼ばれてきた。

 商店街の酒井剛理事長(49)によると、「気軽にふらっと寄ってほしい」という願いを込めて、1998年に同商店街が「駅前ふらっと通り」という愛称を定めた。同時に、看板の表記も「駅前別院通り」から「駅前ふらっと通り」に改めた。

 近年は商店街内でも愛称を使う人が減り、市が各所に設置している案内板にも「駅前別院通り」と記されている。

 新幹線開業後、駅から繁華街に向かう観光客や、通りに増加した飲食店を訪れる駅周辺のホテル宿泊客などが増え、「駅前ふらっと通りの表記では、別院通りと違う通りだと思われないか」と危ぶむ声が店主らから上がった。商店街ではこれを受けて看板表記を改めた。

 酒井理事長は、表記変更は観光客の利便性に配慮するだけではないとし、「住民にとって親しみ深い『別院通り』という表記に、住民あっての商店街という、原点に返る意味も込めた」と話している。

北國新聞社

最終更新:6月11日(土)3時1分

北國新聞社