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体験型で人材養成、土のうや非常食作り 石川県災害ボランティア協

北國新聞社 6月11日(土)3時1分配信

 熊本地震などの大規模災害を受け、災害ボランティアへの関心が高まる中、県災害ボランティア協会は19日から体験型の入門講座を始める。気軽に参加してもらうとともに、即戦力を育成するため、土のうや非常食作りなど七つの講座を、受講者が自由に選べるようにした。協会は入門講座を通じて、ボランティアの裾野を広げる。

 県によると、県災害ボランティアバンク登録件数は5月末時点で、計322個人・団体となり、熊本地震後に17個人・団体増えた。ただ、ボランティアに意欲があっても、基礎知識がないと被災地の負担になるケースがあるという。

 協会では、座学だけでなく、実践的な講座を通じて、未経験者らにノウハウを学んでもらい、有事の際、活動に参加できる人材を養成する。

 体験型講座は、▽水害時に役立つ土のう作りと運搬▽床板外しと泥上げ▽非常食の試食▽簡単でおいしい非常食作り▽新聞紙を使ったスリッパや食器の作製▽段ボール箱を利用したトイレ作り▽災害ボランティアセンター体験―の七つを用意した。座学として、協会員が活動経験を交え、ボランティアの心構えや注意点について約30分間講話する。

 初回は19日に川北町文化センターで開かれる。今年度、地域や学校などの要望に応じて、県内各地で10回ほど開催する。協会によると、問い合わせや申し込みが相次いでいるという。

 県災害ボランティア協会の水戸雅之会長は「幅広い年齢の人が取り組むことで、防災や災害ボランティアをより身近なものに感じてもらいたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:6月11日(土)3時1分

北國新聞社