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吉川晃司、最新ホールツアーが厚木でスタート!「こちらが本来の姿でして…」

M-ON!Press(エムオンプレス) 6月12日(日)18時42分配信

吉川晃司が6月11日、神奈川・厚木市文化会館から全国15本のホールツアーをスタートさせた。前回はツアー序盤に映画の撮影準備でバイクアクションを練習中に左足を負傷し、“骨折ツアー”となったが、入念なリハビリと日々の鍛錬を継続して迎えたこの初日公演では歌も演奏もパフォーマンスも全開のステージを展開。

5月18日発売の最新アルバム『WILD LIPS』からも何曲か初披露された。タイトル曲「Wild Lips」では大人の色気とワイルドなパワーとが共存するダイナミックな歌と演奏に観客が熱狂。タフさとラフさを兼ね備えたグルーヴに客席が揺れたのは「サラマンドラ」。最新作の充実ぶりはライブにも反映されていた。

最新曲に加えて、代表曲や人気曲を網羅したベストアルバム的な構成となっていたが、ベストにしてニューエスト(最新)でもあった。おなじみの曲でも初めて聴くようなスリルと衝撃があったからだ。

今回のツアーではバンドのメンバーが大幅に変わり、キーボードのホッピー神山、キーボード&ギターの菅原弘明以外の3人はツアー初参加となっている。あらたに加わったのはギターの生形真一、ベースのウエノコウジ、ドラムの湊雅史。

「(自分の生き方を貫いて)生き抜いてる系のミュージシャンが集まった。バンド、メッチャかっこいいです」と吉川。たしかにこの新バンドの演奏がすさまじい。骨太でソリッドでタイトでダイナミック。「スティングレイ」「BOMBERS」などでの破壊力はおそらく過去の最高記録を更新したのではないだろうか。

バラードなのにとてつもないエネルギーが渦巻いていたのは「終わらないSunset」。えっ、こんな曲だっけ?という驚きの連続だった。予定調和のアンサンブルではなく、メンバーがバンドマンとしての本能を覚醒させて、生命力溢れる演奏を展開していた。その音のぶつかりあいこそがバンドサウンドの醍醐味であり、ロックの真髄。ライバルがいるほど燃える熱血漫画の主人公ではないが、吉川のボーカルも実にエモーショナルでエネルギッシュだった。それぞれの曲が見せてくれる景色は間違いなくどれも2016年の最新のものだ。

昨年話題をさらったドラマ「下町ロケット」の財前役での好演の影響か、新規の観客が増えて年齢層の幅も広がった。「財前さんを観て、初めて来た人は?」との質問に若い観客が手を上げると、「イメージと全然違ってたら、すみませんね。こちらが本来の姿でして」と吉川。その財前や映画「さらばあぶない刑事」での悪役、ガルシアのスペイン語のセリフを再現すると、歓声が起こった。ただし、「昨日までは覚えていたんだけど、忘れちゃった」とのこと。

代名詞となっているシンバルキックも炸裂した。演奏同様、キックも日々進化していて、あらたな技を加えた改良型の蹴りも飛びだした。左手がつったり、後頭部を打撲したりする場面もあり。なぜボーカリストがそんな局面に遭遇してしまうのか。それは実際にステージを目撃したら、納得いただけるだろう。そして“あり得ない!”と笑いながら感動してしまうだろう。

ツアー初日から観客がともに歌ったり、踊ったりする一体感溢れる熱い空間が出現した。だが、もちろんまだこれが完成形ではない。バンドは生き物のように形を変えていくだろう。

その集大成となるのがファイナルの8月27、28日の東京体育館公演。「これからもっとレベルの高いところへ一緒に行けたら。東京体育館ではオオッ!というものができたらと思ってます」とのMCもあった。アーティストにしてアスリートと呼びたくなる彼には“体育館”という舞台が似合いそうだ。数字では表すことのできない音楽の最高記録更新はまだまだ続いていく。

ライブ情報
KIKKAWA KOJI Live 2016 “WILD LIPS” TOUR
6/12(日)埼玉・大宮ソニックシティ 大ホール
6/18(土)北海道・わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)第ホール
6/26(日)静岡・静岡市民文化会館 中ホール
7/02(土)千葉・千葉県文化会館 大ホール
7/03(日)神奈川・横須賀芸術劇場
7/09(土)福岡・福岡市民会館 大ホール
7/16(土)宮城・仙台市民会館 大ホール
7/18(月・祝)長野・ホクト文化ホール 中ホール
7/23(土)広島・上野学園ホール
7/31(日)愛知・愛知県芸術劇場 大ホール
8/11(木・祝)石川・金沢市文化ホール
8/13(土)大阪・フェスティバルホール
8/27(土)東京・東京体育館
8/28(日)東京・東京体育館

吉川晃司 OFFICIAL WEBSITE
http://www.kikkawa.com

最終更新:6月12日(日)19時33分

M-ON!Press(エムオンプレス)