ここから本文です

原発事故風化に警鐘 猪苗代で倉本聰さん講演

福島民報 6月12日(日)9時46分配信

 脚本家倉本聰さんを招いた一日会津富良野塾「倉本聰講演会&しゃべり場」は11日、福島県の猪苗代町体験交流館で開かれた。倉本さんは県内を除く新聞で原発事故報道をほぼ目にしないと指摘し、風化に警鐘を鳴らした。
 「どうする!自然・いのち・くらし」研究会議の主催、福島民報社などの後援。同研究会議が東京電力福島第一原発事故を受けて開催している「原発と人間」市民フォーラムの4回目。県内外から約350人が参加した。
 倉本さんは第二次世界大戦後に国民の価値観が転換し、「ブレーキとバックギアを付け忘れた経済大国に成長した」と持論を展開した。原発事故を受けて住民が避難した浪江町や富岡町などを歩き、「古里を奪われるとはどういうことか。中央の人たちは肌感覚で感じなければならない」と訴えた。
 講演後、自由に話し合える「しゃべり場」を開き、参加者が倉本さんの意見を踏まえて県内の復興に向けた思いを語り合った。

福島民報社

最終更新:6月12日(日)9時46分

福島民報